3月20日(月)に、鳥取大学 医療機器開発人財育成共学講座「医工ぜ!とりだいStartupシンポジウム」を開催しました。
本院では、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)事業「次世代医療機器連携拠点整備等事業」において、病院を挙げて医工連携活動を展開し、企業とともに医療機器開発を積極的に推進してまいりました。この活動により、これまでに60社余りの企業との連携が生まれ、医療機器等の製品26品目を発売するなど、活気ある取り組みとなってきております。
今回のシンポジウムではパネルディスカッションと、全国各地より40社以上の企業が参加する展示会も開催しました。パネルディスカッションでは、ふくしま医療機器開発支援センター 事業企画推進部 石橋毅部長、北海道大学病院医療機器開発推進センター 七戸俊明副センター長、朝日サージカルロボティクス株式会社 安藤岳洋最高開発責任者、弊学工学部 坂口裕樹学部長をパネラーに迎え、日本における医療機器開発の現状についてディスカッションいただきました。
また坂口学部長は、来年度より弊学に新設される「医工学プログラム」についても解説。本プログラムは、医学と工学の知識を有した医工連携を推進する人材の育成を目指すもので、医学部での実践的な学習が可能なほか、場合によっては医学部の研究室に所属することができるなど特長を述べました。
展示会は、大学病院の中で企業が展示をするという全国でも類を見ない企画として医療機器メーカーや医療機器開発に積極的な中小企業など多数の企業がブース展示を行いました。医療者がそれぞれの専門に関係する企業のブースへ出向いて、最新の技術に触れ、要望を伝えるなど活発に交流。お互いに情報や意見を交換し合うことができ、双方ともに非常に有意義なものとなりました。
今後も日本の医療機器開発の推進のため、このような医療者と企業とが交流するイベントを開催してまいります。
<パネルディスカッション>
<展示会>