頭頸部がんに対する新たな治療法 光免疫療法(アルミノックス治療)を実施

当院耳鼻咽喉科・頭頸部外科では、山陰地区初となる頭頸部がんに対する光免疫療法(頭頸部アルミノックス治療)を実施し、419()に記者説明会を行いました。
この治療法は、アキャルックスⓇという薬の投与と医療機器のBioBladeⓇシステムのレーザー照射を併用し、腫瘍細胞のみを死滅させる「光免疫治療(頭頸部アルミノックス治療)」というものです。対象となるがんは、手術によって切除することのできない局所進行又は局所再発の頭頸部がん(顔、首、鼻、のど)です。

この治療法は実施施設の承認条件が厳格に定められていることから、対象施設も限られており、山陰地区では当院が初めて実施可能な施設と認められ、治療を開始しました。

 今後は、標準的な治療で効果が得られない患者さんにとっての新たな選択肢として期待されます。

アルミノックス治療1
説明する藤原和典 教授(右)と小山哲史 助教(左)
アルミノックス治療2
レーザー照射の様子を再現