このたび当院は、国産初の手術支援ロボット「hinotori」を導入し、3月2日(水)に記者会見を行いました。
「hinotori」は株式会社メディカロイドが開発。米国製の手術支援ロボット「ダビンチ」と同様3つのユニットから成り、遠隔操作で内視鏡外科手術を行います。
特徴としては、ロボットアームの関節がダビンチよりも1つ多いため、動きがより滑らかであること、そしてアーム全体がスリムでアーム同士の衝突を自動で回避する機能も搭載されています。
また日本製ということで、今後、実際に機器を使用する医療者の声が届きやすく、改善につながりやすいというメリットがあります。
当院では体への負担の少ないロボット手術を推進しており、現在、6つの外科系診療科で年間約300例のロボット手術が行われています。この経験やチーム力を活かし、新たなhinotoriも全国に先駆けて導入し、まずは泌尿器科関連の手術実施に向けて準備してまいります。
会見で原田病院長は、「ロボット手術のトップランナーとして、地域の皆さんに安全で安心なhinotoriの手術を提供していきたい」と抱負を述べました。会見後はダビンチとhinotori双方の機器を並べて公開し、実際に操作しながら詳しく説明しました。