当院女性診療科では、手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた早期子宮体がん手術を、この4月から保険診療で開始することとなりました。
子宮体がんは40~60歳台の女性に多くみられる疾患で、年々、増加傾向にあります。比較的早期に発見されますが、開腹手術が一般的で、体に大きな傷が残るなど負担が大きいことがデメリットでした。体に負担の少ない手術として腹腔鏡手術が普及しつつありますが、さらに「ダビンチ」による子宮体がん手術が2018年4月より保険適用となりました。当院でも実施できるよう2019年9月より体制を整え、このほど基準を満たし施設認定を取得しました。
ロボット手術は、腹腔鏡手術以上に緻密な操作ができるので、より確実で質の高い手術が提供でき、患者さんの早期回復が期待されます。
女性診療科の小松助教は「山陰地方のみならず中四国地方の患者さんにも当院のロボット手術を提供していきたい」と今後の展望を述べました。
なお、このたびの記者説明会は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、当院でも初めてwebを用いて行いました。
(左から)佐藤講師、原田病院長、小松助教
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web記者説明会の様子①
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web記者説明会の様子②
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