4月6日(月)、当院の消化器外科において3月末に行われた「手術支援ロボット“ダビンチ”を用いた膵切除術」について記者説明会を行いました。
膵臓の外科手術は、膵臓がんや膵臓内にできる腫瘍、膵炎などが対象で、開腹手術とともに腹腔鏡手術がこれまで行われてきました。そしてこの春(2020年4月)の診療報酬改定でロボット支援手術による「膵頭十二指腸切除術」と「膵体尾部切除術」が保険適用となりました。ロボット支援手術による膵臓手術は、傷口が小さくそして精緻な操作により、安全性と体への負担軽減の両立が期待されます。
今回、当院で実施したのは「膵体尾部切除術」。術後の痛みや出血量が減少し、開腹手術では20日くらいかかっていた入院日数が10日に短縮するなど、早い回復、社会復帰が見込めそうです。
消化器外科の坂本講師は今後について「一つ一つ症例を重ねていき、地域の膵臓外科治療のさらなる向上を目指していきたい。」と語りました。