食道がんに対するロボット手術を開始しました

2020年2月19日(水)、当院と鳥取県立中央病院の消化器外科にて2月上旬に行われた「食道がんのロボット手術」について記者説明会を開催しました。

食道は、頸部から腹部までの管状の臓器。がんになると広頻度にリンパ節転移を起こす特徴があり、広範囲のリンパ節切除が必要です。さらに声帯を動かす反回神経の損傷回避など、手術には高度な技術と慎重さが必要とされ、ロボットの導入が期待されていました。

当院でも食道がんのロボット手術が保険適用となったことを受け、体制を整備。鳥取県東部と西部の病院で同時にロボット手術を開始することとなり、今後は両病院に食道がん手術を集約させ、より安全で低侵襲な手術による食道がん治療の向上を目指していきます。

 

食道がんロボット①
概要について説明する消化器外科 藤原教授
食道がんロボット③
質問に答える消化器外科 松永助教
食道がんロボット②
鳥取県立中央病院 建部消化器外科部長
食道がんロボット④
手術の様子