12月19日(木)、当院循環器内科にて11月末に行われた、左心耳閉鎖システム「WATCHMANデバイス」を用いたカテーテル治療について記者説明会を行いました。
この治療は、心房細動患者さんにおいて、心臓内で血栓のできやすい場所である「左心耳(さしんじ)」の入口をWATCHMANデバイスで閉じ、血栓が脳に飛んでしまうことを予防するものです。
これまで心房細動の血栓予防には、血液がかたまりにくくする薬を服用してきました。しかし副作用として、出血しやすくなるリスクが高まることから長期服用を中止する場合もありました。この新しい治療は、そのような方々への代替治療として提供することができます。
本治療は一定の基準を満たした施設での実施が認められており、日本全体で44施設が認定されています。山陰地方では当院が認定施設で、この度初めて手術を実施しました。
記者説明会の様子
デモンストレーションを行う(右から)加藤講師、小倉講師、岡村医員