平成26年度より当院が取り組んでいる「医療機器開発人材育成共学講座」において、当院と参加企業であるイナバゴム株式会社が、内視鏡がのどを通るときの「オエッ」という咽頭反射を軽減する新型マウスピース「ギャグレスマウスピース」を共同開発・製品化し、平成30年11月1日、株式会社カワニシより販売開始となりました。本件について、平成30年11月5日(月)に記者説明会を行いました。
記者説明会では、原田病院長、耳鼻咽喉科・頭頸部外科 藤原准教授、鳥取大学研究推進機構 古賀准教授、イナバゴム株式会社 西技術開発センター副所長が出席し、本製品の説明を行いました。
「ギャグレスマウスピース」は、奥歯で噛めるよう馬蹄形をしており、舌の付け根が下がり喉の奥が広がることによって内視鏡挿入時の患者さんの負担を軽減します。
会見で藤原准教授は、「利用が広がることによって、多くの方が気軽に検査を受けていただけるようになってほしい」と述べました。
今後も、医療現場における課題やニーズに対応したものづくりに積極的に取り組み・発信していきます。