歯科治療の不安感を軽減~新型マウスピースを県内企業と開発~

 平成26年度より取り組んでいる「医療機器開発人材育成共学講座」において、当院と参加企業である株式会社ケイケイが、歯科治療時における頬粘膜損傷の不安を軽減するための新型マウスピース「オーラルシェル」を共同開発・製品化し、平成29年6月15日(木)に記者説明会を行いました。

  記者説明会では、武中篤副病院長、土井理恵子歯科口腔外科講師、中力直樹診療支援技術部副部長、株式会社ケイケイ 内藤邦武取締役会長が出席し、本製品の説明を行いました。

 「オーラルシェル」は、エラストマーというやわらかい合成ゴムを貝のように形成した器具で、頬を挟むように装着します。頬の内側を面で保護するので、鋭利な器具で治療する事の多い歯科治療時において頬粘膜損傷の防止に役立ち、患者さんの不安感を軽減します。

 この新型マウスピースは株式会社フロンティアデンタルより6月11日に販売開始いたしました。今後も医療現場における課題やニーズに対応したものづくりに積極的に取り組み・発信していきます。

 オーラルシェル① オーラルシェル②
       記者説明会の様子

オーラルシェル③ オーラルシェル⑤
             歯科用マウスピース「オーラルシェル」