8月25日(日)に、「知って救急~もしもの時の受診のはなし~」を米子コンベンションセンターにて開催しました。
現在、鳥取県西部地区の119番の救急車要請の増加に歯止めがかかりません。しかしながら、出動の半数は結果的に軽症と判断される不要不急の事案とされています。 今回の講演では、夜間や休日に体調の異変を感じた時の「受診方法は?」「救急車は呼んでもいいの?」といった不安を少しでも解消できるよう正しい知識や情報について、西部地区の救急医療を担う関係機関の方々にご講演いただきました。
講座では、鳥取県の医療体制について、人材が不足しているという現状が多くの登壇者から訴えられました。しかしながら、三次救急を担う当院高度救命救急センター長の上田教授からは、人材が離れないように取り組んでいることなどが語られ、途切れなく地域の皆さまの命を守るため医療者側も工夫していることが伝えられました。また、会場からは質問も多く寄せられ、大変有意義な講演会でした。
最後に、武中病院長から「ほとんどの講演者が言ったように、人材は有限である。これからはそれを意識した“医療のエコ”に取り組んでいきたい」と語り、会を締めくくりました。
講演の様子はこちらからご覧いただけます
(鳥取大学医学部附属病院のYouTubeチャンネルへ移動します)