(報告) 2020年度 第一回モニター会議 ご意見への回答

当院は2018年より病院モニター制度を導入し、患者さんをはじめ地域の皆さまの意見を病院運営に取り入れるようにしております。
モニターの皆さまには、年2-3回のモニター会議への参加、また当院広報物等についてのご意見・感想を随時お寄せいただくこととなっております。
今年度は、感染症予防のため会議開催を長く延期しておりましたが、10月12日、7名全員(1名はWeb参加)にお集まりいただき、第一回モニター会議を開催いたしました。
その席でいただいたご意見に対する当院の対応状況などを紙面をもって報告いたします。 

モニター会議2020年

2020年度 第1回モニター会議のご報告
ご 意 見 回 答 及 び 対 応
メールを使わないため郵送されたものが頼りだが、病院からの封筒には部署や電話番号を書く欄があるのに記載されていない。きちんとどこから送っているのかを書いた方がよい。 郵送の際に、病院の封筒に部署名及び電話番号記載欄に必ず記載するよう院内に周知いたします 。
地域住民のよりどころとなるような最先端技術や機器を用いた医療を受けられるように病院経営の盤石化を図ってほしい。現在は、コロナ禍にあり大変な状況とは思いますが。また、最先端技術の開発を行い、国内における医療技術の中核を担ってほしい。 当院の経営状況は、コロナ禍にあっても悪い状況ではありません。それは、当院がロボット手術をはじめとする手術を強みとし、信頼を得ていることが大きな要因となります。将来、Smart Hospital=最先端で実験的な病院を目指していきたいと考えております。
日南町から来ると、第二駐車場は方向的に入りにくい。新しく立体駐車場が出来たのはありがたいが、実際の利用率が知りたい。 第二駐車場への案内(米子駅方面及び境港方面から来院される方向けに)を分かりやすく表示することを検討します。 なお、昨年12月に完成した第二駐車場の利用率は、平日の平均駐車台数が6月頃には約100台になり、直近では約120台になっております。(第二駐車場最大収容数:221台)
周囲からよく聞くのは、やはり駐車場のこと。混雑がかなり減ったと言うが、それでも時々は道路に列が出来ている。 第一駐車場が満車のため入庫待ちの車両が公道にまで及んでいることについては、予約患者数のピークとなる10時台に発生することがあります。 完成した第二駐車場への誘導を分かりやすく表示して分散駐車ができるように検討いたします。
2年前、手術を受けたとき麻酔の担当が歯科口腔外科の医師だったので、心配だった。 歯科口腔外科の医師も手術の際、麻酔管理を行なうことがあるため、麻酔科で実施する研修に参加し技術の研鑽に努めております。また、手術で麻酔をかける際には必ず麻酔科医が立ち会っているのでご安心ください。
夕食の時間が早い。労働時間の問題もあるかと思うが、 30分でも遅くなったらありがたいです。 施設基準※1における適時適温給食では、夕食の配膳は17:30時以降と定められています。現行の18:00から30分遅らせることは基準上可能ではありますが、給食を担当する外部委託業者は配膳から1時間経たなければ下膳することができないため、配膳時間が遅くなると自ずと下膳時間も遅くなり、洗浄までを済ませた場合、終業がかなり遅い時間となってしまいます。現在の契約では20:30終業としているため、変更は難しい状況です。

※1 施設基準とは、医療法で定める医療機関及び医師等の基準の他に、健康保険法等の規程に基づき厚生労働大臣が定めた保険診療の一部について、医療機関の機能や設備、診療体制、安全面やサービス面等を評価するための基準になります。
以前、子供が入院した。病院紹介のなかでアート等の話があった。北欧では、体内時計を調整する意味で、直接当てる照明を用いない。どこの病院でも蛍光灯などが明々としているので、あまり人間の生活リズムに合わないのではないかと思う。また、北欧では「難事にあっても諦めない」という風潮があり、病院だからこそ、白い無機質な壁に囲まれた環境ではなく、心の触れ合いが感じられる環境を作り出すことが理想。スタッフが働くという観点からは照明を変えることもなかなか難しいとは思うが。 将来、病院を建て替えることになりましたら、現在のようなものではなく、温かみを感じられる病院にしたいと考えております。
「とりりんりん」は様々な改善が図られているが、医師や看護師が「とりりんりん」を活用せず、待ち合いに出てきて番号を呼ぶ。折角患者が「とりりんりん」を使おうとしているのだから、スタッフ側が活用を徹底してほしい。また「とりりんりん」の便利さがまだ伝わっていないと思うので、(まだダウンロードしていない人に)体験してもらうような取り組みをしてみてはどうか。 各診療科へ使用を促す案内ならびに未登録者への体験など、検討してまいります。 未登録者への体験用にデモ機(タブレットを使用予定)を準備し、受付機能や呼び出し機能の便利さを体験してもらうことを計画させていただきます。
予約票に書いてあることだけでは、まずどこへ行けばいいかよく分からない。 また、診察時に「腹部エコーに行ってください」と言われたが、どこにもその表示がなく、たどり着けない。折角分かり易い院内表示にしたのだから、色や番号で表記したり、口頭で伝えてくれたら助かる。 受付票には 行先とサイン(案内表示と連動したもの)の記載をしていますが、予約票は未対応です。医療情報部に確認したところ、対応可能とのことですので、予約票への記載も今後検討してまいります。また、「とりりんりん」での受付画面にも同様の表示を行う予定でおります。