第1回ひの合同セミナーを行いました

当院では、平成27年5月より鳥取県地域医療介護総合確保基金事業「在宅医療推進のための看護師育成プログラム」を開講し、在宅生活志向を育み、訪問看護能力を強化する人材育成に取り組んでいます。その一環で、中山間地の在宅医療の実際について理解を深めるため、年1回、日野町において公開講座を開催してまいりました。

今年度は、プログラム受講生である病院看護師・訪問看護師と、地域医療を担う総合診療医、医学生・看護学生がワークショップ等で対話・交流し、相互に連携・協同できる関係づくりを構築することを目的に、鳥取大学医学部地域医療学講座と連携し、令和2年10月24日(土)に合同でセミナーを開催しました。

最初のパネルディスカッションでは、総合診療医の孫先生、急性期を経験した今岡先生、訪問看護ステーションで活動する瀬尾看護師、足立看護師がパネリストとして登壇し、総合診療医から見た在宅医療、日野町での訪問看護での経験などを話題提供すると共に、それぞれの立場から熱く意見を交わしました。

その後「聞いて話して考えて 退院と在宅」というテーマで、ワークショップを行いました。事例をもとに、まず「職種ごとのグループ」に分かれ同じ職種間でテーマについて討議しました。その後、グループを再度変え、「多職種混合のグループ」分かれ、多職種の意見を出し合いながらテーマについて討議を行いました。セミナーを通じ、在宅の知識と理解が広がり、医師、看護師、医学生、看護学生の交流が深まるよい機会となりました。

ひのセミナー①
会場の様子
ひのセミナー②
パネルディスカッション
ひのセミナー③
ワークショップの様子
ひのセミナー④
テーマについて討議した内容を発表