平成30年10月20日(土)、松江市にあるくにびきメッセで「とりだい病院松江メディカルセミナー」を開催しました。
「今こそ知りたい すぐそばにある先端的な医療」というテーマで、がんに関する3つの領域より、それぞれの最新情報や当院が提供している治療について話をしました。
はじめに当院血液内科、福田哲也教授が「もっと知りたい血液のがん」と題して、血液がんの種類や症状、化学療法を中心とする治療法について説明しました。次は、乳腺内分泌外科、鈴木善雅診療准教授による講演で「知っておきたい乳がんの基礎知識」と題し、乳がんの基礎知識と治療法、自分でできるセルフチェックや繰り返し検診を受けることの大切さを話しました。最後に放射線治療科、内田伸恵教授が「知ってください がんの放射線治療」と題して、放射線治療の特徴や進歩している照射技術について紹介し、放射線治療はがんをより良く治すことに役立っていると話しました。
当院、原田省病院長は「がんは怖い病気であるが、治らない病気ではなくなっている。新しい情報を取り入れ役立ててほしい。県境はあるけれども、近くにある大学病院なので身近に感じていただきたい。」と挨拶をしました。
当日は210名の参加があり、幅広い年齢層の方々に来ていただきました。今後も、この地域の大学病院として皆様にさらに信頼を寄せていただけるよう、当院の最新情報や取組みを直接届ける機会をつくってまいります。