山陰初「看護師特定行為研修」を開講しました

 平成30年6月1日(金)に看護師特定行為研修の開講式を行いました。山陰両県で初めて当院が厚生労働省より研修機関の指定を受け、今年度から研修を開始します。

 看護師特定行為とは、看護師が高度医療また在宅医療の現場において、手順書により行う診療補助のことです。現在、厚生労働省により経口・経鼻用気管チューブの位置調整、インスリンの投与量の調整をはじめとする21区分38行為において研修が定められております。

 今年度、当院では呼吸器(気道確保に係るもの)関連、呼吸器(人工呼吸法に係るもの)関連、血糖コントロールに係る薬剤投与関連、術後疼痛管理関連、循環動態に係る薬剤投与関連の5区分について研修を実施します。受講生は当院のICU、CCU、手術部に勤務する看護師3名で、それぞれ勤務と両立しながら10ヶ月間の研修を受け、高度かつ専門的な看護能力を実践していくための技術・知識を習得していきます。

  今後も山陰地方の中核病院として、在宅医療から高度急性期医療に及ぶ地域包括ケアシステムの充実を念頭に、安心で、かつ効果的な医療・看護を提供できる人材の育成に取り組んでまいります。

看護師特定行為研修