本院では、山陰地区で初めて「ハイブリッド手術室」が完成し、7月14日から稼働しました。この手術室の完成により、清潔度の高い手術室で、カテーテルを使う内科的治療と外科手術を同時に行うことができ、より精度の高い血管内治療が可能となりました。
また、経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の実施施設として基準を満たす体制が整い、今後、基準取得に向け準備を進めます。基準取得によって、高齢者や、リスクが高く外科手術の適応とならなかった患者さんの治療が可能となります。心臓血管疾患や大動脈瘤破裂の不安を抱える多くの患者さんの希望となるよう取り組んでまいります。
この度、環境省の平成26年度「環境研究総合推進費新規課題」に採択されました。本研究は、黄砂・PM2.5に関する研究で、平成23年度~25年度にも採択されており、研究成果が評価され、今年度も引き続き採択されました。今後の研究では、黄砂・PM2.5を構成する物質のうち特にヒトへの毒性が強い物質を明らかにする予定です。また、黄砂やPM2.5に対する反応を個々人で判定できるシステムの確立を目指し、黄砂やPM2.5による健康被害を未然に防ぐことに貢献してまいります。