リハビリテーション科

リハビリテーション部は常勤医師3名、非常勤医師1名の4名に、令和3年度新たに研修医師1名が加わり、5名の医師、スタッフは理学療法士20名(うち育休代替1名)、作業療法士9名(うち精神科専従1名、育休1名含)、言語聴覚士5名、看護師2名、事務2名でスタートした。令和2年度と比較し療法士の総定員数は不変であるが作業療法士の育休代行として理学療法士が1名増員となった。

上半期のリハビリテーション部総単位数は、令和2年度と比べて増収となっていたが、下半期は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、療法士の病棟担当固定制を導入し、出勤制限が増加したことにより、2449単位の減収となった。

理学療法部門では新型コロナウイルスの感染拡大に合わせて、多くの病棟で診療を実施することから、各療法士の複数病棟への移動を制限し、十分な感染対策を継続した。その中でも学会発表、研修会参加はオンラインで継続的に実施し、自己研鑽しながら診療に当たった。

作業療法部門は、育休により1名減であった。新型コロナウイルス感染対策のために病棟内での訓練が中心となり訓練の環境や方法に制限を生じた中で、ADL動作練習、機能訓練を実施した。昨年度に続き担当者が病棟固定となったことから、医療チームの一員としてより情報を共有し訓練を進めることができた。

言語聴覚部門は 感染対策を継続しつつCOVID-19患者への対応も開始した。感染状況や職員の出勤状況に合わせ一般病棟の移動範囲を制限・調整しながら業務を継続した。摂食嚥下リハビリテーションチームは、令和元年11月から開始した摂食嚥下支援カンファレンスを継続実施できた。また、院外活動として予防事業(公民館活動、健口検診)、失語症者向け支援者養成講座、学校指導、講演、研修会等を実施した。5月から約2カ月間に渡って錦海リハビリテーション病院のSTを迎え人事交流を行った。新しい視点からの指摘や提案があり、業務改善につなげることができた。