放射線部

平成29年度の動向

核医学部署

導入11年目を迎えていたPET-CT装置が更新され、近未来に薬事承認予定の核医学薬剤による検査の対応が可能となった。

CT部署

導入11年目を迎えていたCT装置が更新され、最近5年間に急速に発展してきた高度で最新CT技術を備えた装置となった。これによって、テーラーメード医療やプレシジョン医療といった医療動向への備えが可能となった。

その他の動向

放射線業務関連では、法律改正等により2次被ばく医療施設から原子力災害拠点病院となり現地完結型となったため一層の被ばく医療の体制拡充や取組みが開始された。 放射線機器の充実では、30年度の更新としてマンモグラフィー装置、内視鏡X線透視撮影装置、放射線治療装置、手術部移動型X線透視撮影装置が実施されることが決定された。 学術面では、37演題の発表があったが特に国際学会発表9題は過去最高数であった。 最後に、今年度OBである平田吉春氏が瑞宝双光章を授章されたことは、ご本人の長年の功績と共に放射線部としても名誉ある出来事であった。 

業務実績(前年度比較)

部署  29年度 28年度 増減
 一般(単純)  102,169件  107,923件  5.3%減
 一般(透視)  7,416人  7,682人  3.5%減
 血管撮影  1,868人  2,348人  20.4%減
 X線CT  26,531人  28,047人  5.4%減
 MRI  10,217人  9,208人  10.9%増
 核医学(インビボ)  2,902人  3,453人  15.9%減
 骨塩定量  2,822人  2,829人   0.2%減
 放射線治療  11,841件  8,720件  35.8%増
 放射線治療計画  406人  404人  0.5%増

研究等実績

     論文:2(修士論文1含)
     発表:37演題(国際学会9含)
  学会等参加:延べ人数167名(役員等用務26名含)
    その他:全国学会発表賞 福井亮平(日本放射線技術学会総会 シルバー賞)
        中四国学会表賞  﨑本翔太(日本放射線技術学会中国・四国支部 奨励賞)
                                  文責 山根