MEセンター
2017年は、センター長、副センター長と臨床工学技士18名、事務補佐員2名の構成で業務を行った。7名の女性臨床工学技士と、2名の女性事務補佐員で、女性の割合が多く、女性も活躍できる職場、女性も働きやすい職場となれるように努めている。また、子育て世代が多いことも特徴であり、仕事と子育ての両立を図りながら業務を行っている。その中、2018年4月より、育休からの復帰職員に対するサポートを模索している。
輸液ポンプは、病棟稼働率が80%台であっても貸し出せないことがしばしばあった。輸液ポンプ、シリンジポンプの病棟や外来における主な使用時刻が9時頃から16時頃に集中しており、この時間帯の貸し出しに対しては十分な対応ができず、特に輸液ポンプにおいては病棟に使用時刻の調整をお願いすることが多かった。 また、MEセンター管理医療機器が10年目を超えてきており、現在までの使用実績に基づき、適正台数で運用を図り、計画的に更新が行えるように各診療科、看護部、各部・センター及び予算係、病院調達係と連携して行っていく予定である。
業務面では、病棟で医療機器の日常点検や人工呼吸器などの使用中点検を平日日勤帯にMEがラウンドし、今まで病棟のスタッフにお願いしていた部分を少しずつMEセンターで行うようにしている。併せて、ME機器の有効な運用のために、空いている機器の返却を促している。
カテーテル治療を中心に清潔野での業務が増え、当初計画していた人員確保・業務計画にない内容にも取り組んでいる。さらに近年、遠隔モニタリング業務が不整脈分野を中心に拡大してきており、当MEセンターでも対応中である。
研究や機器開発も徐々に成果が出始めてきており、ここ数年は、毎年15件を超える学会発表を行ってきている。今後も、地元企業をはじめ国内外の企業と協力しながら機器開発を進めていきたい。
まだまだ成長中のMEセンターですが、これからに期待していていただければ幸いです。
今後とも、MEセンターの運営のご理解とご協力をお願いいたします。
MEセンター
稲垣喜三、松上紘生