放射線部

平成24年度の動向

一般・透視撮影部署

ポータブル撮影装置2台がFPD(フラットパネルデテクタ)3セットと共に更新導入された。これによって従来のIP(イメージングプレート)より被ばく低減化とその場の画像確認により様々な場面で効果を発揮する。具体的にはNICU(新生児集中治療室)と病室に設置し、NICUでは新生児の被ばく低減と呼吸停止が出来ない状況での即時画像確認の効果があり、病室でも重症患者の撮影で同様の効果を出している。さらには、年度末に17年稼働のデジタルイメージングシステムの平成25年度更新が承認された。

血管撮影部署

ハイブリッド手術室の新規アンギオ装置導入が決定しこれによってTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)といった高度治療を開始できることになる。

MR部署

条件付MR対応ペースメーカーの薬事承認を受け放射線部員と関連職種全員対象の説明会や手法検討会を開催し対応準備を進めた。よって、平成25年度は手順を早急に作成することになる。

放射線治療部署

より安全な業務を行う目的と、IMRT(強度変調放射線治療)に代表される高精度治療を目指して平成25年度の1名増員が認められた。
その他の動向

循環器内科より企画提出されたCCU(冠疾患集中治療室)を次年度中で検討し平成26年度の開設を目指すためのWGが作られた。また、対外的には緊急被ばく2次施設の認定を受け施設設備等の整備調査が始まった。  最後に、今年度OBである西尾 剛氏が厚生労働大臣賞を受賞されたことは、ご本人の長年の功績と共に放射線部としても名誉ある出来事でした。

業務実績(前年度比較)

部署

24年度

23年度

増減

一般・透視

90314

79510

13.5%

血管

1737

1596

8.8%

CT

24026

22689

5.9%

MRI

8662

7187

20.5%

核医学

3684

3483

5.8%

放射線治療

6856

7169

4.4%

 

研究等実績

 論文      :1

 発表      :31演題

学会・研究会参加:延べ人数212

その他     :日本放射線技術学会総会研究発表 ブロンズ賞 谷田美香