放射線部

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放射線部 最新情報

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放射線部の沿革

  昭和23年に米子医科大学が設置された際に、第一レントゲン室、第二レントゲン室が設けられ、昭和38年に中央レントゲン部、昭和44年に中央放射線部と名称を変更し、昭和49年に現在の放射線部となっております。

放射線部が担う診療内容

 中央診療施設としての放射線部は、一般撮影、CT、MRI、核医学、血管撮影等の分野において最先端でより高度な診療画像を提供し、一方では高エネルギー放射線による放射線治療の業務を行っています。

一般撮影部門

 一般撮影室は8室あり、高い感度と解像度を有するFPD(X線平面検出器)を用いて最新、最適な画像情報を提供しています。また、平成30年にはマンモグラフィ装置を、令和5年には骨塩定量装置を更新し、最新の機器を用いて検査を行っています。

CT部門

 令和3年2月より0.25㎜スライス厚検出器の高精細80列のX線CTへ更新し、現在は256列CT装置1台、80列CT装置1台、64列CT装置1台の計3台で診療を行っています。CT装置は、広い検査範囲を高速で高精細に撮像し、造影検査では任意の多時相画像を取得できます。また、三次元画像処理装置を用いて骨格、血管系、臓器等の多彩な三次元画像を構築し、診断、手術支援や患者さんへの説明等の画像を提供しています。

MRI部門

 MRI装置は、3.0T(テスラ:磁場の単位)装置が2台と1.5T装置が1台で診療を行っています。特に、全国の医療施設では高磁場となる3.0T装置は第一号機が本院に導入され、今まで描出困難であった領域も明瞭に描出できるようになりました。令和4年に3台全てのMRI装置を更新しました。

核医学部門

 放射性医薬品(RI:ラジオアイソトープ)を用いて、検査や治療を行っています。PET/CT装置1台、SPECT/CT装置2台、3検出器型SPECT装置1台を保有し、目的に応じて最適な装置を用いています。CTやMRIとは異なった情報を得ることができ、治療方針の決定や治療効果の確認に役立ちます。令和4年12月よりルタテラ(一般名:ルテチウムオキソドトレオチド)治療を開始しました。また令和6年3月にアミロイドイメージング剤を用いた脳PET撮像における『PET 撮像施設認証(I)』を取得しました。

血管撮影部門

 平成28年に3台、そして令和4年に1台の血管撮影システムを更新しました。これにより、従来より高精細なFPDによる3次元画像と透視画像の融合、80列IVR-CTの3D画像から治療標的血管の同定、超音波画像とCT/MRの3D画像の連動や抹消血流イメージングが可能な超音波装置との融合等、高度で先進的な診断や治療を行うことが可能となり、『先端画像・低侵襲治療センター』としてこれまで以上に県民の方々に最新の診療を提供できるようになりました。

放射線治療部門

 令和元年に続き令和312月に2台目の放射線治療装置更新を行い、令和45月より最新の放射線治療システム(リニアック装置+動体追跡システム)2台体制による臨床を開始し、転移性脳腫瘍に対する定位的手術照射(SRS)、肺癌に対する動体追跡放射線治療をはじめとして強度変調放射線治療(IMRT/VMAT)、体幹部定位放射線治療(SBRT)などの高精度な放射線治療をより効率的に実施することが可能となりました。さらに、1台目のリニアック装置には、光学式患者ポジショニングシステムを追加導入し,体表面を指標とした位置照合/呼吸制御も可能にし、様々な部位へ放射線治療の対応が可能となりました。放射線治療部門では世界最高水準の技術を最大限に活用し、高精度かつ侵襲の少ない放射線治療を提供しています。

スタッフ

 放射線部長、准教授、助教、診療放射線技師長、副診療放射線技師長、主任診療放射線技師、技師、事務職員、放射線診療専門看護師で構成しております。診療放射線技師数は42名です。

放射線部の理念と基本方針

理念

  サービス精神に徹する

基本方針

  我々は最高品質の診断情報と放射線治療を提供します 

1. 高度な診断画像と機能情報の提供を行い、国民の健康増進に貢献する

2. 高い精度の放射線治療を提供し、地域の人々の期待に応える

  3. 検査および治療技術の研究を推進し、医療技術の向上に貢献する