末梢血液像検査

 末梢血液中の赤血球、白血球、血小板の大きさや形態、白血球分類(好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球など)、異常細胞の有無や出現率を調べる検査です。正常であれば自動分析装置でも判定可能ですが、血球形態異常、異常細胞などの出現により機械で判断できない分類(例えば白血病患者さんの血液)については血液塗抹標本を作製し、臨床検査技師により顕微鏡での目視判定を行っています。

当院では白血病や形態異常のみられる患者さんが多く受診され、1日あたりおよそ300件の末梢血液像検査のうち40%で目視判定を実施しています。

末梢血液像検査01

末梢血液像検査02末梢血液像検査03