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病院×神楽写真家・中村 治が映画『高津川』の「左鐙社中」公演を熱写
@author: カニジル
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author: カニジル
description: 「カニジル」は鳥取県米子市にある「とり大病院」の広報誌です
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鳥取大学医学部附属病院 広報誌 トップ NEWS ラジオ カニジル宣言 特集 連載 鳥大の人々 病院長対談 その他 最新号 バックナンバー 15杯目 14杯目 13杯目 12杯目 11杯目 10杯目 9杯目 8杯目 7杯目 6杯目 5杯目 4杯目 3杯目 2杯目 1杯目 トップ 12杯目 特集 病院×神楽 写真家・中村 治が映画『高津川』の「左鐙社中」公演を熱写 フォトルポタージュ 病院×神楽 写真家・中村 治が映画『高津川』の「左鐙社中」公演を熱写 病院は「社会的共通資本」であるという原田 省病院長の考えで、 とりだい病院は数々の文化発信を行なっている。 2022年春、外来入口横に新設された「ゲストハウス棟」の 多目的ホールでは、映画上映、コンサートなどを開催している。 この秋、とりだい病院にやって来たのは石見神楽の「左鐙社中」。 神楽とは、神を祭るために奏する歌舞のことだ。 錦織良成監督の映画『高津川』の舞台となった 島根県津和野町の左鐙社中にとっては鳥取県初公演。 病院での神楽公演は日本初、いや世界初だろう。 「さがみはら写真新人奨励賞」受賞の気鋭の写真家が この公演に密着取材した。 左鐙社中は、2トントラックに公演の道具を満載にし、早朝から片道250キロの道のりを、4時間半かけてとりだい病院へやって来た。彼らのホームタウン津和野市左鐙町は、山陰地方の東端、日本海沿いの益田市から南へ約30キロ。錦織良成監督の映画『高津川』の舞台となった清流が流れる山間部である。映画をご覧になった方には、廃校になった小学校がある村、と言えばお分かりになるだろう。彼ら、彼女たちも映画に登場、映画の中の神楽練習場は、彼らが日々使用している稽古場である。 明治の初期までは、神楽は神主などの神職が舞っていたという。神職への神楽禁止令により、日本全国どの地域も村人に神楽が継承されるようになった。左鐙社中の方々も、普段は会社や役場などに勤めながら、週一度の練習の他、週に一度の子ども神楽への指導、週末の各地での公演を行なっている。 この日、子ども神楽、そして付き添いの親御さんを含めた総勢25名は、病院の多目的ホールに着くやいなや、慌ただしく準備を始めた。誰が指示することもなく、全員がそれぞれの役割を見つけ、自然と連携して動く手際の良さに、ぼくは圧倒された。そして2時間後、ホールはあっという間に、神楽の公演会場へと変貌した。 まずは満員のホールにお囃子の太鼓が打ち鳴らされ、神を迎え場を清めるための舞である『塩祓』。続く『塵輪』では、ダイナミックで緩急をつけた演舞、そして『恵比須』では恵比須様の滑稽な動きと、腰につけた籠からお菓子が撒き降らされた。会場の子どもたちは大喜びである。 場内の温度が一段高くなったかと錯覚したのは『天神』だった。子ども神楽--中学生たちの、目にも止まらない速さとキレのある演舞に目を見張った。彼らは映画『高津川』にも登場している。映画の最後で舞った小学生2人がこんなに大きくなったのだ。最後の『大蛇』では、6頭の大蛇が演台のない舞台を縦横無尽に這い回り、その胴体が客の足元まで迫った。終演後、止まらない拍手に観客の興奮と感動が強く込められていた。感動で涙ぐんでいるお客さんもいたほどだ。 映画と同じように少子化により左鐙の小学校は廃校となった。しかし、昨年、保育園の園舎が新築された。多くの若い夫婦が左鐙に戻り始めたのだ。いずれ小学校が再開される可能性もある。故郷に戻る理由のひとつに、また神楽を地元でやりたいから、という若者も多いと聞いた。神楽をはじめとした伝統文化は、少子化を食い止め、地域を活性化させる鍵となるかもしれない。いつの日か左鐙で小学校が開校されたとき、記念式典では、左鐙社中が晴れやかに舞っていることだろう。 写真家 中村 治 鳥取大学医学部附属病院 広報誌 〒683-8504 鳥取県米子市西町36番地1 鳥取大学医学部附属病院 広報・企画戦略センター内「カニジル」編集部 TEL 0859-38-7039 / FAX 0859-38-6992 E-mail byouin-kouhou@med.tottori-u.ac.jp トップ NEWS ラジオ 特集 連載 最新号 バックナンバー お問い合わせ ©2016 Faculty of Medicine Tottori University. All rights reserved. ...
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