薬物療法内科 概要

薬物療法内科について

診療内容

高齢化社会に対応した薬物治療、すなわち患者さん一人一人の身体機能を考慮し、薬の副作用を最小限に留めた継続可能な薬物治療を進めています。肥満外来、禁煙外来では、薬物療法の支援に基づく肥満症の改善と禁煙の継続を目指しています。また、有効な薬物療法が定まっていない難治性疾患の治療薬探索を実施します。

対象疾患
  1. 生活習慣病、特に肥満症の方
  2. 禁煙が難しい方(ニコチン依存症)
  3. 多剤併用や薬のアレルギー、副作用でお困りの方
  4. 治療法が未確立な難治性疾患

専門分野

薬物療法内科の専門分野は薬物治療全般です。時代のニーズに対応すべく、①肥満症、②ニコチン依存症(禁煙希望)、③難治性疾患、④多剤併用など薬の問題、等でお困りの方について外来診療を行います。特に肥満外来では、薬物治療だけでは不十分であると判断される場合には、非薬物療法として肥満外科治療の適応について診断を致します。

特色

現在、複数の慢性疾患のために多くの内服薬を慢性的に使用されている方が増加しています。このような多剤併用あるいはポリファーマシーにおいては、本来の治療効果の減弱や思わぬ副作用の出現などのリスクが高くなるため診療科を超えた対応を要する場合があります。そこで薬物治療内科では、ひとりひとりの身体に合わせた継続可能な薬物治療のお手伝いをしています。
また、肥満と喫煙はあらゆる病気の発症や再発のリスクになるため、改善への努力が重要です。薬物療法内科では肥満外来、禁煙外来を通して生活指導、薬物療法を行い、肥満症の改善と禁煙の継続を目指します。さらに、有効な薬物療法が定まっていない難治性疾患の治療薬探索を実施しています。

特徴的技術

  • オーダーメイド薬物治療
  • 腹腔内脂肪・体組成測定
  • 禁煙効果判定(呼気中一酸化炭素濃度測定)
  • 疾患特異的iPS細胞樹立
  • ドラッグリポジショニング(有効薬探索)

特徴的な医療機器等

  • 腹腔内脂肪・体組成測定機器
  • 呼気中一酸化炭素濃度測定機
  • 薬物代謝関連遺伝子多型診断機器
  • 最新の薬剤副作用情報・緊急安全性情報

外来案内

診療日
  • 新来:月、火、木、金
  • 再来:月~金

医師紹介

薬物療法内科長 今村 武史 (教授)

副科長・統合医長 三明 淳一朗(准教授)

松澤 和彦 助教

長田 佳子 講師 

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