抗酸菌検査
塗抹鏡検
蛍光染色やチールネルゼン染色で菌体を染め、菌の有無を評価します。
![]() 蛍光染色(抗酸菌:蛍光発色) |
![]() チールネルゼン染色 |
培養
一般細菌と比較して、発育に時間を要するので、長期間の培養を行います。
![]() 小川培地に培養中 |
同定・感受性検査
抗酸菌は大まかに結核菌と非結核性抗酸菌に分類されます。発育したコロニーの性状や免疫学的検査、 遺伝子学的検査などにより菌を同定します。また、治療で用いられる抗菌薬の有効性を評価します。
![]() 小川培地(発育前) |
![]() |
![]() 小川培地(発育後) |
遺伝子検査
菌の持つ遺伝子情報を読み取り、菌種を特定する検査です。通常の同定検査と比較して高価ですが、 短時間(4時間程度)で正確な結果が得られるため、感染管理に非常に有用です。