鳥取県全域、島根県東部、岡山県北部の小児医療の中心を担っています。当院は鳥取県西部で唯一の24時間小児救急受け入れを行っており、一次から三次救急まで幅広く対応しています。対象疾患も幅広く、内分泌、新生児、血液・腫瘍、循環器、腎臓、消化器・アレルギーなどの分野の重症・難治性疾患の診療を行っています。各分野に専門医・指導医がおり、診断から検査・治療まで一貫した診療が可能です。医局員のほぼ全員が専門分野の研究や診療のために国内外に留学し、研鑽に励んでいます。特にNICUは周産期医療の最後の砦として、山陰最大の施設を有しています。体重1000g未満の早産児の管理や、新生児仮死児への低体温療法、新生児肺高血圧児への一酸化窒素吸入療法などが経験できます。近隣産科施設への新生児の迎え搬送も積極的に行っています。NCPR(新生児蘇生法)プロバイダー資格の取得も可能です。令和2年度からは虐待に関連した研修も必須となります。当院には虐待専門チームがあり、当科がその中核を担っているため、被虐待児対応をする機会も多くあります。