「山陰地方で全国トップレベルの医療を実践」を合言葉に診療を行っています。当科は急性冠症候群や急性心不全など救急患者の受け入れ、PCI、カテーテルアブレーション、CRTD植込み、皮下植込み型ICD植込み、経皮的デバイス抜去術などの侵襲的治療、ASVやCPAP、心臓リハビリテーションなどの非侵襲的非薬物療法といった現在の循環器診療のニーズにはすべて応えていますが、我々は治療効果を最大とするために必須となる薬物治療の最適化も絶えず心がけています。病態の把握無くして効果的治療はできませんから、侵襲的診断法である心筋生検なども積極的に行うなどして、個々の患者さんにベストの治療効果が得られるように “よく考えて実行する"医療にこだわっています。TAVR、MitraClip、Watchman、Impellaなど新規治療手段の早期導入を可能とする体制、設備も整えています。当院の心臓血管外科は植え込み型補助人工心臓の使用実績が中国地方で最も多く、内科・外科の協調体制が大変スムーズですから、通常ではなかなか経験できない高度重症心不全患者(各心疾患が重症化した状態)の管理も両者共同で行っています。また、国内・国際学会の参加を積極的におこない、グローバルな知識を共有できるよう努力しています。当科では若いスタッフが多くメディカルスタッフの多職種協働も充実しており、若手医師が研修しやすい雰囲気となっています。女性医師が勤務しやすい環境作りにも取り組んでおります。
鳥取県内では唯一、内科、糖尿病、内分泌代謝科、甲状腺、超音波の専門医資格を同時に習得可能な認定教育施設で、糖尿病や内分泌疾患を幅広く研修可能です。基本となる一般内科から専門性の高い疾患の診断・治療まで学ぶことが出来ます。内分泌代謝疾患のスペシャリストとして、専門医はもちろんのこと、指導医として活躍できるよう配慮しています。大学病院とはいえ地域性もあり臨床中心の診療科ですが、ワークライフバランスも重視しています。また国際的に活躍できる人材育成を目指し、国内・海外を問わず学会にて積極的に情報発信し、国際誌に掲載できる臨床研究・基礎研究を推進しています。皆が内分泌代謝疾患の特徴であるダイナミックなホルモンの動き、作用に興味を持ち、ガイドライン以上の論理的思考ができる医師の育成を目指しています。