発作について
てんかん発作には、1)脳全体からおきる「全般発作」と、2)脳の一部分から起きる「部分発作」があります。
発作をくわしく知ろう
てんかんでみられる「発作」は、脳のはたらきが、いろいろな組み合わせで出てくる短時間の症状です。人によって発作のあらわれかたは違います。でも、ひとりの人をみると、発作はいつも決まった形や順序で起きます。
てんかん発作には、1)脳全体からおきる「全般発作」と、2)脳の一部分から起きる「部分発作」があります。
部分発作と全般発作
全般発作は、脳全体が活動しすぎて起きる発作です。手足や体が固くつっぱる「強直発作」、ガクガクけいれんする「間代発作」、数秒間ボーっとするだけの「欠神発作」などがあり、多くは意識がなくなります。
部分発作は、脳の一部分から起きる発作で、発作が起きる脳の場所によって、決まったパターンがあります。このパターンを覚えておくと、診断や日々の発作のコントロールに役立ちます。発作中に意識がなくなることも、意識がはっきりしている場合もあります。