□作業療法ってどんなことをするの?
□当院の作業療法対象疾患
脳血管障害・脳外傷・脳腫瘍、整形疾患(手外科・頚椎・大腿骨頚部骨折術後)難病・悪性腫瘍(がんリハビリテーション)・内部疾患・小児疾患・廃用症候群・精神疾患など
□日常生活動作練習
□自助具の選定・作製
自助具とは、身体機能の低下などから日常生活で困難な動作を可能な限り自分自身で行えるように補助し、工夫された道具をいいます。作業療法士は自助具を一人一人に合わせ選定、作成、既製のものを紹介しています。
□スプリントの選定・作製
骨折、腱損傷、神経損傷による変形予防、関節、骨のアライメントが崩れないように固定・安定を目的に
スプリントの作製を行います。
□高次脳機能評価・上肢機能評価
失語・失行・失認などの高次脳機能障害を評価し治療プログラムを立案しています。
手の機能については簡易上肢機能検査(STEF)を用いて評価を行い、今後の治療プログラムの
立案に役立てています。
□身体障害分野 作業療法紹介
□精神障害分野 作業療法紹介
治療プログラムを通して、仕事的活動、遊び的活動、日常生活活動(身の回りのこと、家事、地域活動など)の充実を目指し、元気になっていただけることを応援しています。写真は、治療プログラムの1場面です。写真1ではゲームをしています。
会社員のAさんは、交流での緊張のしやすさに改善を望まれていますが、繰り返し参加することによって徐々に馴れてこられました。また、70歳の女性Bさんは、ゲームが好きなのですが自分から誘えないことで機会を逃してきました。そこで作業療法士と誘い方を考えたり誘う練習をしてから挑戦しています。写真2では調理実習をしています。主婦のCさんは、家族に喜んでもらおうと、料理のレパートリーを増やすことを望んで取り組んでおられます。
このように治療プログラムは、それぞれの方の目標に合わせて展開されています。その人にとって意味のあることが充実することで元気につながっていきます。
(写真1) (写真2)