在宅医療推進のための看護師育成支援事業

平成30年度 Ⅰ在宅生活志向をもつ

基礎教育で学んだ在宅生活志向の看護は、病院就職後に中断され再教育の機会に乏しいです。そこで、基礎教育の在宅看護論を、Home Oriented Care(病院内における対象者の在宅生活を志向したケア、以下HOCという)の概念に発展させて、継続教育を行うことで、対象者のこれまでの生活と退院後のこれからの生活を見据えた看護を実践することができる看護師を育成します。

本コースには、入職後2年以内の看護師を対象とする基礎コースと基礎コース修了者を対象とした実践コースの2つのコースがあります。

 Ⅰ在宅生活志向をもつ看護師育成コース(1年目)シラバス

 Ⅰ在宅生活志向をもつ看護師育成コース(2年目)シラバス

Ⅰ在宅生活志向をもつ看護師育成コース(実践)シラバス

 

1.基礎コース

募集人数
40名
対象
病院看護師(入職後2年以内)
期間
2年間(平成29年5月〜平成31年3月)
目的
病院勤務看護師の在宅志向を高める
  1. これまでの生活とこれからの生活を意識し、対象者と関わることができる。
  2. 在宅生活志向をもちながら、HOCの看護実践ができる。

 

時期 方法 テーマ・内容
入職
1年目
5月   開講式
5月 個人課題 このコースへの思い
6月 集合研修 在宅志向はなぜ必要か
6月 個人課題 在宅生活志向とは・今年度の私の目標
9月 セミナー T-HOCひのセミナー
11月 個人課題 自分の病院の退院支援システムについて知る
12月 集合研修 退院支援システム
1月 個人課題 私が行った退院支援
2月 集合研修 退院支援に必要な視点
2月 個人課題 2年目の私の目標
入職
2年目
5月 集合研修 退院後の生活と地域資源について
7月~10月 個人課題 受持ち患者への外来受診時インタビュー
9月 セミナー T-HOCひのセミナー
10月 セミナー T-HOC特別セミナー
11月   外来時インタビュー後の意見交換
12月 集合研修 在宅生活志向による看護の実践
1月 個人課題 このコースを受けて実践していること/今後の課題
3月   修了式

2.実践コース(平成29年度から募集)

募集人数
8名
対象
平成28年度に基礎コース修了者
期間
基礎コース修了後の1年間
目的
①病院勤務看護師が在宅生活志向を高める
②訪問看護の実際を体験する
時期 方法 テーマ・内容
入職
3年目
5月   開講式
5月 集合研修 患者中心の地域連携のための地域資源について
6月~11月 実   習

訪問看護ステーション実習
(2~5日間)
訪問診療同行実習(2~5日間)
退院支援実習

9月 セミナー T-HOCひのセミナー
10月 セミナー T-HOC特別セミナー
12月   実習後カンファレンス
2月 集合研修 在宅生活志向の看護の実践にむけて向けて
3月   修了式

各コースの修了者には、修了証を発行します。

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