言語聴覚士の特色
早期リハビリテーション
介入を担当
患者さんの早期退院をめざす鳥大病院にとって、ケガや疾患からのすばやい回復は非常に重要。最新の知見や手技をもとに、患者さんがスムーズに日常生活へ戻れるようにサポートします。
最新の知識・経験を
習得しながら成長
言語聴覚士の教育は、主にOJT。先輩と一緒に基本的な知識・手技を学んでいきます。また院外での勉強会にも積極的に参加し、臨床現場だけでは学びきれない最新情報もしっかりフォローします。
連携し、チームリハビリ
テーションを実践
患者さんやその家族と関わる機会が多い看護師や、食事・栄養の専門家である管理栄養士など、リハビリの現場に立つ職員として、多様なメンバーが集うチームの中心的役割を担う経験が得られます。
院内研修や部門内勉強会では摂食嚥下障害、失語症、難聴など、業務の基本知識・技術を学びます。また一人で基本業務を担当できるようになると、栄養管理・調理法や車いす知識、肺理学療法など、専門性/業務範囲を広げるための研修も受講。院外研修にも積極的に参加し、山陰言語聴覚士協会が実施する新人研修や中堅者研修、講演会/研修会をはじめ、勉強会などで最新の知識や手技を身につけていきます。研修項目の詳細は、下記一例をご覧ください。
業務の基本知識・技術 を向上させる研修 |
◯摂食・嚥下障害◯高次脳機能障害◯失語症◯構音障害◯聴覚障害◯音声障害◯小児発達障害など |
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専門性/業務範囲を 広げるための研修 |
◯リスク管理◯全身管理◯ポジショニング・シーティング◯移乗動作◯自助具やALD、補聴器等の補助・代替手段◯保険・補助など |
主な院外研修 | ◯日本言語聴覚士協会の学会、研修会◯山陰言語聴覚士協会の研修会、講演会◯その他関連学会(日本摂食嚥下リハビリテーション学会、日本高次脳機能学会など)の学会や研修会 |
部門ミーティング | 8:30~ |
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臨床業務 開始※ | 9:00~ |
休憩 | 12:15~(45分間) |
臨床業務 再開※ | 13:00~ |
終業 | 17:00 |
職員1名が4時間、
または1日勤務。
※カルテ入力ほか書類作成、チーム医療参加、カンファレンス参加なども含みます。
※患者さんの食事評価のため、12時から13時過ぎまで病棟を回っています。その他、患者さんの食事が開始・変更されるタイミングで食事評価に入るため、8時の朝食時や18時の夕食時に超過勤務で対応することがあります。
施設・設備
トレッドミル装置
キッチンシステム
浴室ユニット
シミュレーター(SiDS)
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産休や育休に
ともなう
休職制度は
ありますか?休職制度だけでなく、
妊娠中や復職後の職員に
対する
サポート体制も
整っています。リハビリテーション部では、鳥大病院の規定に沿った休職制度を採用しており、休職期間などについても、ある程度は本人の意向を個別に反映できます。休職前にも、例えば妊娠中の職員は時短勤務に変更するなど、シフト調整が可能です。また出産後、子育てと仕事を両立させながら、安心して復職できるよう、復帰後の業務体制については上司と相談してから決定します。業務内容についても、本人のキャリアプランや専門性を最大限に尊重しています。 -
患者さんの早期退院のため、
リハビリテーション部では
どのような取り組みを
していますか?患者さんとご家族、
医療チームとが連携を深め、
協力し合うことで
早期退院を目指します。リハビリテーションはチーム医療。そのためリハビリテーション部の職員が単独で何かに取り組むことはなく、患者さんとご家族を中心に、医師、看護師、その他コメディカルと協力して、治療に取り組みます。早期介入・継続介入のため、患者さんと接することの多い看護師との連携は、特に欠かせません。例えばカンファレンスに参加して、リハビリ内容や進捗状況を逐一共有するほか、必要に応じて担当看護師にマニュアルを渡し、別途リハビリ指導に取り組んでもらうこともあります。 -
鳥大病院の
リハビリテーション部で働くには、
どんな心がまえが必要ですか?患者さんの些細な変化を
見逃さない観察力と
気づかいが求められます。リハビリでは患者さんに直に接したり、お話ししたりする機会が多いので、できるだけ患者さんの気持ちに寄り添って対応することが重要。病気・ケガの痛みやしんどさをこらえながらのリハビリなので、患者さんにとっては気乗りがしないときもあるでしょう。日々、患者さんを観察しながら、表情や話し方、体の緊張を見逃さず、リハビリ内容を変更したり、ときにモチベーションを高める声がけをしたりと工夫しながら、患者さんが少しでも早く日常生活に戻れるようにサポートしようという姿勢を常に心がけてほしいです。
めざす
言語聴覚士像
とは?
患者さんと
「生きる楽しみ」をつなぐ。
最初の印象は
どうでしたか?
説明の上手な方だと思いました。すでに現場でのキャリアを積まれていたからか、相手の知りたいことを丁寧にくみ取り、それに対して的確に伝えることの大切さを分かっていたのでしょう。言語聴覚士という仕事に対する、自信と情熱を感じました。
「言語聴覚士としての強み」
は何でしょうか?
妥協を許さない、自身への厳しさではないでしょうか。患者さんが分かって目指す/戻りたい生活はどういうものなのか、対話を通じて徹底的に理解できるよう努めた上で、その目標に向けてどんなリハビリを行えばよいか、日々反省と改善を繰り返しています。
どんな先輩でしょうか?
明確な目的と責任感を持って行動することを説く厳しさと、静かに温かく見守ってくれる優しさの両方を持つ先輩です。キャリアの浅い私には、まだ察しきれていない部分も多いと思いますが、この先何年もかけて、いただいた言葉の深さに気づくのだと思います。
教わったことの中で、
特に印象深いことは
何ですか?
「早く退院したい」とおっしゃる患者さんに対し、「その気持ちは分かります。だからこそ食べることと話すことを大切にせんとね」と返されたことです。なりたくて病気になる方はいない。だからこそ患者さんの今後を見据え、言語聴覚士として何ができるかを考える大きなきっかけとなりました。
小川さんってどんな人?
山川さんってどんな人?