これが、私の IKIGAI

人生は楽しいから、頑張れる

光免疫療法

光免疫療法手前左から、ラフリさん(消化器内科)、飯野守男さん、フィクリさん(統合生理学)、ワルディさん(ウイルス学)。奥、レイハンさん(法医学)。


 飯野守男さん(鳥取大学医学部法医学分野教授)は、2022年2月、築60年以上の空家を購入。約1ヵ月で留学生のためのシェアハウスに改修した。作業はほぼすべて“1人DIY”。キッチンもトイレも床も照明も水栓も、バラして外して高圧洗浄。使えない部品は新たなものに取り替えた。実験室で余ったシンクを見つけると「高さ幅がぴったりだ」と運び入れたり、家具も知り合いを頼って譲り受けた。

「小さい頃から機械いじりが好きで、家の掃除機も壊れたら直したりしていました」

 完成したシェアハウスは、最初の居住者であるブータン出身のダワ・ザンボさんが『チャロハウス』と命名。「チャロ」はブータン語で“友達”という意味。現在もインドネシア、マレーシアから来た留学生3人が暮らし、友人たちも時折集まってくる。この日も母国料理を持ち寄り憩いのひと時を過ごす。

「私が留学生だったとき、現地の人にお世話になった。直接恩返しはできないけど、今度は日本に来る若い留学生を私が助ける番」

 飯野さんは鳥取県唯一の法医学者。大学での講義のほか、司法解剖などでも大忙しである。シェアハウスのDIY、留学生と過ごす時間は息抜きでもあり、最大の生き甲斐―IKIGAIでもあるのだ。