Support to all patients
すべての患者さんの幸せのために

ご挨拶

てんかんは、誰にでも起こる可能性のある“よくある病気(common disease)"の一つです。

皆さま、ようこそホームページへ。このホームページは、てんかんのある方やそのご家族、そして支援しているみなさんに、正しい情報を知っていただくために作りました。
てんかんは、「てんかん発作」を繰り返し起こす脳の病気です。およそ100人に1人がこの病気になるといわれています。日本には約100万人、鳥取県内には約5000人の患者さんがおられることになります。子どもと高齢者に発症することが多いですが、どの年齢でも起こります。誰にでも起こる可能性のある“よくある病気(common disease)"の一つです。てんかん治療の中心は薬であり、適切に服薬することで7割から8割の患者さんの発作は止まります。ここ10年間で新しいてんかんの治療薬が多数承認され、治療法が向上してきています。薬で治らない患者さんの一部は手術で治る場合もありますし、食事療法が有効な場合もあります。一方で、自動車事故の問題や就職・結婚の問題、偏見など生活上や社会的な問題もまだまだたくさんあります。また、てんかんの併存症として知的障がいや認知・行動の問題などに苦しんでおられる方もおられます。
このように多様な困難さを持つてんかんのある方の支援策として、厚生労働省による「てんかん地域診療連携体制整備事業」が平成27年度から始まりました。鳥取県はこの事業に採択された全国8都道府県のひとつです。本事業は鳥取大学医学部附属病院を「てんかん診療拠点機関」として、以下の活動に取り組んでいます。

  1. てんかんのある方とその家族の相談支援
  2. てんかん診療拠点機関を中心とした県内の診療体制整備
  3. 保健医療職及び福祉職のスキルアップ
  4. 市民へのてんかんの啓発活動

本事業により、全てのてんかんのある方が標準的な治療を受けることができ、必要な福祉や行政サービスを受けることができるように取り組んで参りたいと思います。患者さんと関係者および医療・福祉関係者に役立つ情報を本ホームページにて提供したいと考えています。ご意見等ありましたら、ご連絡ください。

PAGE TOP