診療内容
上部消化管(食道・胃)
下部消化管
肝胆膵
専門分野
- 上部消化管:食道癌、胃癌の胸腔鏡、腹腔鏡手術。胃癌では適応症例ではロボット手術も行います。極めて進行した胃癌に対し、術前化学療法を行い、できるだけ根治手術を目指します(NAC治療)。
- 下部消化管:2/3の大腸癌の方は腹腔鏡手術で対応し、年間約100例にもなります。直腸癌では放射線化学療法を用いて、癌をできるだけ小さくして、自分の肛門を残せるような手術を目指しています(内肛門括約筋切除、ISR)。
- 肝、移植:肝細胞癌、転移性肝癌、胆管細胞癌などの肝癌が対象で、年間50例の肝切除を行います。適応例には腹腔鏡を用いた肝切除を行います。非代償性肝硬変合併の肝細胞癌には生体肝移植も治療法の一つと考えています。
- 胆、膵:膵臓癌、胆嚢癌、胆管癌などが多く、年間30例の膵頭十二指腸切除を行います。
診療科の特色
![池口正英教授](http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/departments/medical//digestive-surgery/files/5140.jpg?1324385740)
診療科長
池口 正英 教授
第一外科診療科群は、消化器外科、小児外科で構成されており、消化器外科は、1)上部消化管、2)下部消化管、3)肝、移植、4)胆、膵、脾の4部門に分かれて活動しております。われわれ消化器外科教室は、「内視鏡外科技術認定医、肝胆膵手術高度技能医、食道外科専門医など、高度な技能を備えた専門医を育成、輩出し、地域医療に貢献する」という理念を掲げ、この理念を具現化するために、内視鏡手術の充実と拡大、食道癌や膵臓癌などの難手術のハイボリュームセンター化を推進しています。
特徴的技術
インフォームド・コンセントを重視した治療を行っています。
地域医療への積極的な貢献を行っています。
絶対にあきらめない癌治療を目指しています。癌の手術においては、根治性とともに、手術後の生活の質を損なわない手術方法を選択しています。
良性疾患の手術治療には、できるだけ傷を小さくし、術後の生活の質を落とさない配慮を行っています。
- 診断的医療機器
- リアルタイムRT-PCR装置(微小な癌の転移病巣を診断する装置)
- 小型ガンマプローブ(センチレルリンパ節を固定する装置)
- フローサイトメーター(細胞の表面抗原を固定する装置)
- 治療的装置
- 超音波メス(肝臓癌手術に使用する)
- 腹腔鏡手術装置
診療実績
手術実績:(2013年) |
食道疾患 |
30件 |
胃・十二指腸疾患 |
123件 |
肝疾患 |
41件 |
胆道疾患 |
67件 |
膵疾患 |
29件 |
脾疾患 |
3件 |
小腸・結腸疾患 |
139件 |
直腸・生殖器疾患 |
40件 |
ヘルニア |
56件 |
後腹膜 |
13件 |
乳腺 |
2件 |
その他 |
23件 |
総計 |
566件 |
外来案内
- 当科は、主に消化器疾患(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、胆道、膵臓)・小児疾患を取り扱い、一般外科、腫瘍外科、小児外科を専門としております。
- 当科の新患外来日は消化器外科:月、水、金曜日、小児外科:月曜日となっておりますが、急患に関してはこの限りではありません。下記連絡先まで直接お電話にてお問い合わせ下さい。
- 当院は特定機能病院として、他の病院や診療所からご紹介される患者さんを主体に診療しております。できる限り紹介状をご持参して受診していただきますようお願いいたします。
- また、消化器外科、消化器癌に関するセカンドオピニオン外来も月、水、金の新患日に受け付けておりますので、お気軽に御相談ください。
診察日
- 新患:月、水、金
- 専門外来:月(下部消化管、小児外科)、水(上部消化管、肝疾患)、金(膵疾患、小児外科)
医師紹介
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