病院長あいさつ

鳥取大学医学部附属病院 病院長
武中 篤

鳥取大学医学部附属病院低侵襲外科センターのホームページをご覧いただきありがとうございます。

低侵襲外科センターは、ロボット手術をはじめとする低侵襲手術の技術向上と教育を目的に、平成23年に設立されました。泌尿器科、呼吸器外科、消化器外科、女性診療科、頭頚部外科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科の執刀診療科に、麻酔科、手術部看護師、臨床工学技士、医事課の中央部門を加えた横断的組織となっています。「ロボット手術の術者・術式を申請・承認する制度」や「当該診療科以外の医師によるロボット手術中止命令を出す制度」はその特徴であり、大学病院特有の縦割りの組織構造を脱却する画期的なものです。 

本センターでは、ロボット手術に関してソフト、ハードともに日本一となることを目標に掲げ発展を遂げてまいりました。ハード面では、現時点で4台のロボットを保有し、順調に手術実績を積み重ねております。ソフト面では、次世代の術者を育成する目的で、泌尿器科、消化器外科、女性診療科の間で骨盤外科ローテーションプログラム研修を行い、自身の所属する診療科以外での研修を受けられるユニークな取組を行っております。

ロボット手術は今後も保険適用となる術式も増え、医療機器分野のテクノロジーも進歩が続いて行くことでしょう。低侵襲外科センターは常にトップレベルであり続け、皆様のご期待に応えられるよう取り組んでまいります。

(2023年10月)