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臨床工学技士

  • 松上 紘生

    松上 紘生
    臨床工学技士長

    鳥取大学医学部附属病院MEセンターで臨床工学技士としてのスタートダッシュをしませんか。
    当センターの教育方針は、「やって見せて、シュミレーションしてからやらせてみる」です。知識に関しては、自ら勉強する必要がありますが、経験を多く積んでもらうことを研修の要としています。

基本方針

鳥取大学医学部附属病院の臨床工学技士として礼節を重んじ、プロとしての自覚を持ち自己研鑽を怠らず、驕ることのないようにします。また、大学病院の臨床工学技士として医療の実践のみならず、研究開発・教育も積極的に行います。そして患者及び社会に必要な臨床工学技士となります。

研修プログラム

初期研修の内容は、まず約1年半の間は、臨床工学技士の基本となる業務を数か月単位でローテーションし、各業務を経験してもらいます。その後、半年は希望の分野やロボット手術など大学病院ならではの業務について経験を積んでもらいます。また、業務に必要な研修会を受けてもらいます。主に、機器管理に必要なトレーニングを受講してもらいます。
さらに、興味を持った業務に関する事柄について、学会発表を行ってもらいます。自分で実験し、データをまとめ発表し、批評を受け次に活かしていくということを経験してもらいたいと思います。

高度な医療又は特徴的な医療

  • 補助人工心臓
    再生医療で使用する末梢血幹細胞採取・骨髄濃縮、乳がん手術後の乳房再建の際に使用する皮下脂肪由来間葉系幹細胞採取を行っています。
  • ロボット支援手術
    ロボット(da vinci Si)の保守管理を行っています。また、手術中のトラブルに対応し、手術が円滑に行われるようサポートしています。

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主な業務

  • 血液浄化

全ての血液浄化を行っています。

  • 人工心肺・人工心臓

心臓血管外科手術において、人工心肺装置・PCPS・IABP・VADの操作・管理を行っています。

  • カテーテル関連

虚血性心疾患及び不整脈疾患におけるカテーテル検査・治療及び末梢血管の治療において機器操作を行っています。

  • 高気圧酸素治療

第1種装置で治療を行っています。

  • OPE室・ロボット支援手術

OPE室で使用する医療機器の保守管理を行っています。また、脊髄手術の運動誘発電位(MEP)のモニタリングや、ロボット支援手術における臨床支援を行っています。

  • ICU・RST関連

ICUでは生命維持管理装置の操作や保守点検行っています。また、呼吸療法及び機器の保守管理を中心に、RST(呼吸サポートチーム)はじめ呼吸管理を行っています。今後、この分野での業務拡大を行います。

  • 機器管理

一般汎用機器や生命維持管理装置の保守点検の計画・実施及び修理、情報管理を行っています。今後病棟や外来でのME機器管理の充実を図っていきます。

インタビュー

若さとチームワークに支えられて。

MEセンター インタビュー

  • 後 輩
    細川 加保
  • 先 輩
    雑賀 真也
 
Q.仕事の内容は?
細川
今年で3年目になります。最初の3カ月はMEセンターで管理している機械の点検、院内への貸し出しなどを行い、それから4カ月単位で手術室、カテーテル室、透析室、ICU… と各部署を回って、だいたい2年をかけて初期研修を行います。今はひと通り終わり、主に透析を行いながら、人工呼吸器や保育器の管理・点検を担当しています。
雑賀
私達の業務は機械の保守管理がメインと思われがちですが、医療機器の操作も重要な業務です。よく「どこで働いているの?」と聞かれますが、院内全体を回っている感じですね。臨床の現場では常に患者さんが側におられるので、患者さんと近い関係の仕事でもあるんです。
細川
私もそれを感じています。学生の頃は教科書で勉強していて、臨床工学技士の仕事は機械を相手にしている仕事というイメージが強かったんですが、実際に臨床の現場に立ってみて、人を相手にする仕事なんだとつくづく感じました。「今日、調子はどうですか?」とか、患者さんに積極的に声をおかけして、コミュニケーションをとることがとても大事だといま実感しています。
 
Q.仕事のやりがいは?
雑賀
私は臨床工学技士になって最初の3年間は別の病院で働いていたのですが、キャリアを積みたいと思い、鳥大病院に転職しました。鳥大は業務の幅が広く、最先端の技術や情報が日々入ってくるので、とても刺激になります。その分勉強をしていかなくてはいけませんが、その勉強をすることが楽しいと感じることができるし、とてもやりがいがあります。
 
Q.職場の雰囲気はどうですか?
雑賀
MEは平均年齢が27.6歳で、みんな普段から仲がいいですよ。オフにはみんなでスノボに行ったりもします。県外から来てる人がスノボやったことがないというんで、「じゃ、行こうか」みたいな感じで。
細川
高知出身なので、私もこちらに来てはじめて先輩たちに連れられてスノボをしました。車で50分ぐらいのところにスキー場があるし、近くに海もあるし、自然にも恵まれていて米子の街はとても暮らしやすいですね。職場の雰囲気も風通しがよく、私にとってとても働きやすい環境です。

最先端の環境でスキルを高め、チーム医療を支える

医療スタッフと連携して臨床現場を支える

鳥大病院のMEセンターでは、臨床工学技士が臨床業務や医療機器の保守管理業務を行っています。臨床業務では、血液浄化、体外循環、心血管カテーテル、ペースメーカ、呼吸療法、手術室、集中治療・・・とさまざまな業務があり、ドクターやナースなど他職種の医療スタッフと連携をとりながらチーム医療の重要な役割の一端を担っています。保守管理業務では医療機器の日々の点検、緊急時のトラブル対応と併せて、院内スタッフへの医療機器の操作トレーニングを行うのも、臨床工学技士の重要な仕事のひとつです。また、実際に不具合やトラブルが生じた際は、医療安全管理部とタイアップして検証を行っています。

徹底的に重ねる独自のシミュレーション教育

臨床工学技士の仕事は多岐にわたります。そのためMEセンターでは、新人スタッフに対し入職後、4か月ごとにローテーションを組み、2年間で全業務を行う研修体制を整えています。とくに医療機器は直接生命に関わるものなので、シミュレーション教育はとても重要です。鳥大病院のMEセンターでは、現場経験豊かな臨床工学技士が独自にシミュレーション教育のプログラムを組み、通常時の操作方法とトラブル時にいかに通常に戻すか、いかに被害を最小限に抑えるかに重点を置いたトレーニングをしっかり積んだ後、実践に臨んでいます。さらに軽微なトラブルであっても、その原因を徹底的に考え、解析することが重要で、早期に発見し対処することで大きなトラブルにつながることを未然に防ぐトレーニングを重ねています。

求められるスキルは好奇心と探究心

最先端医療を支える医療機器は年々高度になり、複雑化しているなか、臨床工学技士が担う役割はますます重要になっています。そのため臨床工学技士に求められるスキルで何が一番大切かと問われれば、私は【好奇心と探究心】だと答えています。学校を卒業し、一定の知識をもって臨床工学技士としてスタートラインに立つわけですが、現場では学校で習った知識よりはるかに上回ることが求められてきます。自分で興味をもって日々探求し、しっかりと準備をしたうえで、わからないこと、できないことをきちんと言えることはとても大切で、それに対する支援は惜しみません。また、臨床工学技士にはレベルの高い専門的な業務を行うために認定資格がたくさんあります。鳥大病院のMEセンターは20代の若いスタッフが活躍しており、互いに切磋琢磨しながら積極的に認定資格の取得を目指しています。