高気圧酸素治療の症例紹介

症例紹介

60代男性。右大腿後面肉離れ(ハムストリングス)損傷に対する高気圧酸素治療

受診までの経緯

「第40回全日本トライアスロン皆生大会(以下、「大会」という。)」の出場に向けたトレーニング期間中に、趣味で行っている軟式野球の練習で右ハムストリングス(太ももの裏側にある、おしりの付け根から膝の裏につながる長い筋肉)を負傷されました。

写真 | MRI検査による右足ハムストリングの画像

治療内容

大会出場を目標に、治療期間の短縮と、早期の競技復帰を目指し、「高気圧酸素治療」を行いました。

高気圧酸素治療は、負傷後できるだけ早期に3回以上行うことで効果が高まります。この男性の方には、負傷後1週間以内の早期に3回の高気圧酸素治療を実施いたしました。

写真 | 高気圧酸素治療装置。
同時に最大20名の治療が可能
(現在、新型コロナ感染症対策のため最大4名までに制限)

負傷後8日後の診察で、ストレッチ動作によるハムストリングスの痛みが消失しました。力を入れたときの違和感を確認しながら、その後の運動負荷の調整を行いました。大会1週間前にもトレーニングによる疲労感に対し高気圧酸素治療を2回行いました。大会に出場され、負傷された部位を再負傷することなく完走されました。

鳥取県トライアスロン協会様のサイトでご本人の感想、治療記録など公開中です。是非ご覧ください。