当センター受診患者におけるマウスガードについての意識調査

マウスガードについての意識調査結果

図1に顔面外傷の既往について示す。
顔面外傷の既往があるものは23.5%、既往のないものは76.5%であった。

図2に顔面外傷の受傷部位を示す。
顔が25%、口が41.7%、歯が20.8%であった。

図3に顔面外傷の内容を示す。
歯の破折が12.5%、口内裂傷が37.5%、口唇裂傷が50%であった。

図4に顔面外傷に対する意識を示す。
やむをえないが37.3%、予防する方法があれば予防したいが54.9%、ケガがあってはならないと考えているものは3.9%であった。

図5にマウスガードの認識と使用状況を示す。聞いたことはあるとするものは77.5%、知らないと答えたものは17.6%、持っていると答えたものは4.9%であった。

図6にマウスガードの作製者を示す。
歯科医が作成したものは80%、市販品を自身で作成したものは20%であった。

図7にマウスガードの使用感を示す。
歯科医で作成されたものは普通から良いの間に集中していたが自身で作成したものの使用感は悪く、現在は使用していないとの結果であった。

カスタムメイドのマウスガードを作成しています。

スポーツの外傷は程度の違いはあるが避ける事のできない問題であり、かつ解決しなければならない問題です。スポーツ外傷のうち口腔関連の外傷は眼の外傷に次ぎ2番目に多い外傷と言われています。
マウスガードは顎口腔領域の外傷予防、軽減に有効であるとされています。また、脳震盪の予防やマウスガード装着によって運動能力の向上の可能性があることも示唆されています。
今回のアンケートで、顔面外傷の既往がある方は23.5%みられました。また、顔面外傷を予防できるならば予防したいと考えているものが50%以上あったにも関わらず、マウスガードを持っている方は僅か4.9%と非常に低い数値となっています。
前述したようにマウスガードによって顔面外傷の予防、軽減が期待できます。当センターではカスタムメイドのマウスガードを作成しており一人一人の口腔に合ったマウスガードを作成することができます。
当センターの歯科口腔外科部門として皆様の口腔領域の相談はなんでも受け付けておりますので是非一度、ご利用をご検討ください。