皮膚科 概要

皮膚科 概要

皮膚科について

診療内容

診察の対象になる患者さん

 皮膚に表れた症状は軽重にかかわらず、(熱傷・火傷を除き)すべて診ております。一般に開業医の先生あるいは市中の病院にかかられた患者さんのうち、診断や治療が難しいと判断された方が大学病院皮膚科に紹介されるというケースが多いのですが、当科ではその過程を経ずに直接受診された方も、同じように丁寧な診察をさせていただきます。紹介状のある方は、FAX予約システムを利用していただくと、あまりお待ちにならなくてすむと思います。敷居の高くない診療を目指しておりますので、気軽に受診下さい。また、鳥取大学附属病院の他科と異なり8時半から診療を開始しておりますので、特に学生さんには早めの時間に診察が受けられるよう配慮しております。

主な検査内容

 ダーモスコピー検査、皮膚生検(病理組織学的検査、免疫組織化学的検査)、蛍光抗体法、超音波検査、真菌検査(直接鏡検、教室内真菌培養)、細菌検査(培養、分子生物学的診断など)、パッチテスト(アレルギー検査)、
光線過敏性試験、センチネルリンパ節生検、PET-CT、薬疹の検査(DLST)

主な治療

 内服療法、外用療法、冷凍療法(液体窒素法)、電気凝固、光線療法(PUVA療法、ゲッケルマン療法)、(乾癬に対する)生物学的製剤治療、陥入爪に対するワイヤー治療(自費)、皮膚良性・悪性腫瘍に対する手術および局所皮弁、遊離植皮術、皮膚美容(脱毛、シミとり)、多発性円形脱毛症の治療、重症薬疹の入院治療

専門分野

  • 皮膚腫瘍(手術・化学療法)
  • 内臓疾患に伴う皮膚症状
  • 皮膚真菌症をはじめとする感染症
  • 神経線維腫症1型
  • 職業性皮膚疾患
  • その他皮膚疾患全般

診療科の特色

  1. 当科の実績
     当科では、皮膚腫瘍診療に重点を置き、経験豊富な医師が診療にあたっています。附属病院の鳥取県におけるがん医療の拠点病院化の動きにあわせ、山陰地方の皮膚腫瘍・がんセンターとしての役割を担っております。また、他科領域の病気に伴う皮膚病の診療にも力を入れており、これまでも皮膚病変より数々の内蔵の病気を発見してきました。これは皮膚科医にしかできない匠の技です。また、皮膚病理組織診断(顕微鏡による細胞や組織の検査)にも力を入れ、どの医療機関でも診断のつかなかった数々の皮膚病の診断をつけてきました。また、皮膚腫瘍の術前に、病理診断とともに手術方法の選択も、病理組織像に従って十分検討を行っております。さらに、平成17年6月には美容外来を開設しております。また、乾癬、アトピー性皮膚炎、自己免疫性水疱症、多発性円形脱毛症といった難治性皮膚疾患の入院治療にも力を入れております。
  2. 皮膚科専門医の重要性
     皮膚病は目に見える分診断が下しやすいように思われますが、実は同じ様な発疹に見えても診断が難しい場合が多く、皮膚科の研鑽を十分積まなければなかなか適確な診断を下すことはできません。現に、皮膚科専門医以外の皮膚科のトレーニングを受けていない医師に誤診され、手遅れになった例が驚くほど数多くあります。たかが皮膚病、されど皮膚病です。皮膚に現れた病気は、是非皮膚科専門医の肩書きを持つ医師に相談して下さい。特に、日本皮膚科学会認定専門医称号の取得の有無は、その医師の皮膚科診療の力が、求められている標準レベル以上に達しているかどうかの指標ですので、診察を受ける際の目安と考えて下さい(多くの診療所では免状を診察室に掲げています)。なお、鳥取大学附属病院皮膚科勤務の医師のうち認定皮膚科専門医の免状を持つスタッフは5名にもおよびます。

特徴的な医療機器等

  • ダーモスコピー
  • 全身照射型の紫外線照射装置
  • カーボン太陽灯
  • ロングパルスアレキサンドライトレーザー(Gentle LASE)
  • 超音波診断装置(共同利用)

診療実績

当科の診療実績(平成25年度)についてご覧になりたい方はこちらへ


医師紹介

教授 山元 修(やまもと おさむ)

准教授 吉田 雄一(よしだ ゆういち)

卒後臨床研修センター 副センター長 准教授 山田 七子(やまだ ななこ)

助教 足立 孝司(あだち こうじ)

助教 和久本 圭子(わくもと けいこ)

助教 柳原 茂人(やなぎはら しげと)

助教 鈴木 収二(すずき しゅうじ)

医員 伊藤 亜矢子(いとう あやこ)

医員 森 裕美(もり ひろみ)

医員 堤 玲子(つつみ れいこ) 

医員 江原 由布子(えはら ゆうこ)

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