検査部は、先進医療の安全な提供に必須な臨床検査サービスの充実を推進しています。また、臨床検査データ管理とともにチーム医療を通した他職種との協働を進めています。感染制御チーム (ICT)、栄養サポートチーム(NST)、糖尿病支援チームなどにチームの一員として参画し、治療経過の動向に対する適切な処置や院内感染に対する早期対処に大きく貢献しています。さらに、専門認定技師資格の取得や学術研究・論文発表の支援をはかるとともに、研修生などの受け入れを強化し臨床検査技師の資質向上へ継続的に取り組んでいます。
1. 検査室は、安全で高度な医療の実践ならびに医療の発展に寄与する研究の推進に必要不可欠な臨床検査業務を実施し、医師ならびに患者様に高度かつ迅速、精確で高品質の臨床検査サービスを提供する。品質マネジメントシステムは検体検査(微生物検査、生化学検査、免疫血清検査、血液検査、一般検査、輸血検査、病理検査、特殊・遺伝子検査、および外注委託検査)ならびに生理検査の検査依頼から報告までの全工程に適用する。
2.検査室管理主体は、大学病院に必要な質の高い臨床検査に責任を持ち業務遂行する技師を育成する。検査室は、臨床検査技師の学生教育、地域の技師の卒後研修の指導に協力し優れた医療人の育成ならびに地域の臨床検査のレベルアップに貢献する。
3.検査室は、常に良好な検査業務を実施し利用目的と一致した検査を行う。検査室が構築した品質マネジメントシステムがISO15189に適合するため、要求事項を遵守し、見直しを行いながら検査室サービスの品質の継続的改善を行う。
4.品質方針に則した品質目標を品質、所要時間、健全な検査室運営を適切に考慮し設定し、検査室全体で取り組み目標達成に努める。
5.検査室管理主体は全ての要員に品質マネジメントシステム教育を実施する。要員は、品質マニュアルならびに規定、手順類を理解し、常に品質方針および手順に従い良好な検査室業務を行い、検査結果の品質確保に努めなければならない。
6.検査室管理主体は、要求事項を満たしているかを定期的にレビューする。
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検査部長 河村 浩二