センター長挨拶

戻る トップ

センター長挨拶

鳥取大学医学部附属病院臨床研修センターのホームページにおいでいただきありがとうございます。
センター長の山田と申します。

本院には7つの臨床研修プログラムがあります。

4つの専門領域プログラム(外科専門小児科系産科婦人科救急・集中治療医)は各領域の専門医をめざす人にとって、専門領域により特化した臨床研修を可能にします。

たすきがけプログラム(山陰関西)は、最初の1年間を1つの市中病院で研修し、2年目は大学病院で研修するハイブリッド型の研修プログラムです。それぞれの病院に特徴的な診療現場をじっくり経験できます。

自由選択プログラムでは、大学病院内の様々な診療科や部門、市中病院での研修を数ヶ月単位で選択することが可能です。3年目以降の自分の進路(専門研修)を見据えた研修内容にしたい人、自分の専門領域を探している人に適したプログラムです。

臨床研修修了時の自分にとって望ましい思われるプログラムを選択して下さい。
プログラムについて気になることは、お気軽に卒後臨床研修センタースタッフにお問い合わせ下さい。

実践的・論理的に学ぶ。

臨床研修で身につけるべき基本的診療業務は、コンサルテーションや医療連携が可能な状況下で一般外来診療、病棟診療、初期救急対応、地域医療に対応できるようにすることです。

大学病院での研修の良さは、専門領域の専門家集団とともに日々診療を行い、カンファレンスや研修会に参加することで、同じ症候であっても様々な疾患や病態が潜んでいることを知り、コンサルテーションすべき症状やタイミングを実践的に学ぶことができる点です。

エンドワークプロⅡ研修
カンファレンスや研修会への参加

また、多数の医療チームによる多職種連携医療を通じて、各疾患の標準的治療と先進医療、そして地域医療連携など多様な医療現場を経験できることにあります。

1人1人の患者さんとしっかりと向き合う。

本院の様々な臨床現場で担当した1人1人の患者さんとしっかり向き合ってください。1人の患者さんが複数の疾患を有していることも多いので、担当医として丁寧に疾患を理解し、病状を把握し、患者さんを中心にどのような医療や支援が行われているのか、多くのことに目を向け、吸収して下さい。

臨床研修でかかわった疾患をきっかけに、将来すすむべき道や研究課題を見つける人もいるでしょう。未来の鳥取大学医学部附属病院のため、そして患者さんのための研修医からの自由な発想・提案にも期待しています。

新型コロナ感染症のパンデミックは、私たちの身近な医療や生活に大きな影響を与え、国内外の様々な社会的問題も明らかになりました。少子高齢化や社会経済問題、気候変動など日々の生活は医療と結びついています。これから臨床研修を開始し、未来を支える研修医の皆さんにとって、本院の研修での様々な出会いが有意義な経験となり、また基礎となり、皆さんの将来に役立つよう、病院内の様々な部署と連携し、支援を行います。

鳥取大学医学部附属病院で是非一緒に研修しましょう。

卒後臨床研修センター長(専門分野:皮膚科)
山田 七子