当院の手術支援ロボット

2019年1月から、da Vinci Xiとda Vinci Xの2台を同時に導入しました
さらに2022年にhinotori、2023年にHugoを導入し、現在4台が稼働しております。

Hugo

メドトロニック社製の手術支援ロボットです。Hugo

特徴

  • アームカートが独立

    4つのアームカートがそれぞれ独立しているため、術式や患者さんに合わせて設置することができます。緊急時に迅速にロールアウト(機械を患者を離す操作)が可能で安全面に配慮した設計となっています。

  • オープンコンソール

    術者が見る操作画面がオープンモニターとなっており、のぞき込む形状の操作画面と比較して手術スタッフとのコミュニケーションが行いやすくなります。また、術者育成や指導にも適しており、術者の隣で実際の手術操作を学習することが出来ます。

  • ピストル型ハンドル

    従来の手術支援ロボットと異なり、ピストルを把持するようなハンドコントロールになります。腹腔鏡手術と似たような設計になっており、これまで腹腔鏡手術に馴染みがある先生にとっては非常に扱いやすい設計になっています。

  • ローテーションマルチプライヤー

    手の回転よりも実機の回転を1.5倍、2.0倍と変化させることで、縫合操作がスムーズになります。この機能は他機種にはなく、Hugo独自の優れた機能の1つになります。

hinotori

川崎重工㈱とシスメックス㈱が共同出資で設立した㈱メディカロイドが開発した国産初の手術支援ロボットです。

hinotori

特徴

  • 広い清潔野周辺の操作スペース

    独自のデザインで、オペレーションアームをコンパクトにセッティングできることにより、清潔野の医師の操作スペースを広く取ることができ、医師の操作性向上につながります。

  • 人の腕のスマートな動きを追求

    8軸で構成されているオペレーションアームは、人の腕のようになめらかに動き、アーム同士、清潔野の医師とアームの干渉を軽減し、手術をスムーズに進めることに貢献します。

  • ドッキングフリーデザイン(ソフトウェアによるインストゥルメント動作支点の設定)

    インストゥルメントの動作支点となる“ピボット”はソフトウェアによって設定されるため、アームとトロカーのドッキングが不要、トロカー周りがすっきりとします。

  • 高精細なフルハイビジョン3Ⅾ画像

    組織の微細構造の視認により安全な操作が可能になります。

  • 多様な操作姿勢に合わせるエルゴノミクスデザイン

    サージョンコックピットは、エルゴノミクスデザイン(人間工学に基づいた設計)により術者の負担を軽減します。

ダビンチXi

Intuitive Surgical社製の手術支援ロボットで、以下のような特徴により、手術操作がより行いやすくなっており、また、従来よりも広い範囲の複雑な手術を行う事が可能となっています。

ダビンチ Xi 01

特徴

  • 内視鏡やロボットアームの改良

    内視鏡やロボットアームが細径化され、また、ロボットアームを動かす部位(オーバーヘッドアーキテクチャ)も改良されています。この事により、より手術操作がしやすくなっています。

  • 新しい手術機器の導入

    臓器を自動縫合するEndoWristステープラーや、形状が改善されたEndoWristベッセルシーラーなどの新しい手術機器が使用できるようになっています。

  • 蛍光イメージングシステムの標準装備

    本システムを活用することで、血管や胆管および毛細血管をリアルタイムに視覚化し判別することが可能で、より正確な手術を行うことができます。

  • エルゴノミクスの改良

    手術を担当する医師が操作を行うサージョンコンソールという操作機器の改良が行われ、術者が疲れを感じにくいように設計されています。

ダビンチ X

da Vinci Xiと同様Intuitive Surgical社製の手術支援ロボットです。EndoWristステープラーやEndoWristベッセルシーラーなど、da Vinci Xiで使用する機器と同様のものが使用可能です。

ダビンチ X 01