医師

各医療職の役割

ロボット支援手術の各ステップとそれに関わる各医療職の役割を示します。
医師においても、執刀医とともに、助手や麻酔科の的確な働きがあって初めてロボット支援手術を安全に完遂することができるのです。

手順 執刀医 助手 麻酔科医 臨床工学技士 看護師
1. スタートアップとホーミング        
2. ドレービング        
3. ビジョンシステムセットアップ        
4. 患者入室・麻酔      
5. 体位確認    
6. 周辺機器セットアップ      
7. 体位固定・術野消毒      
8. トロカー留置      
9. ロールイン      
10. ドッキング        
11. コンソール操作     ○(トラブル時)
12. ロールアウト    
13. 組織摘出        
14. 閉創        
15. シャットダウン        

助手の術中の役割

  • ドッキング
  • 気腹圧のチェックと調整
  • Instrument、カメラの着脱
  • 針糸、ガーゼなどの術野への挿入と抜去
  • 吸引管などによる視野の確保
  • アンドック
  • ドレーン留置

麻酔科医の役割

  • 確実な麻酔管理のための術前の患者指導
  • 多様な手術体位と手術手技に応じた適切な呼吸・循環管理
  • 体液の恒常性を維持するための適切な輸液・輸血管理
  • 手術体位による神経障害や皮膚障害の監視
  • 最適なモニタリングによる患者の安全確保
  • 各術式に応じた最適の術中・術後鎮痛法の選択と実施
  • 手術中止基準に合致した時の術者へのロボット手術の中止勧告