鳥取県肝炎医療Co活動内容(2024年7月更新)

HBV再活性化予防に関する講演:薬剤師(鳥取大学)

 

当院薬剤師の肝炎医療コーディネーター(Co)の取り組みを紹介します。

健康な時は免疫細胞によって抑え込まれていたB型肝炎ウイルスが、抗がん剤や免疫抑制剤等によって免疫が抑制されたためにB型肝炎ウイルスが増殖を再開し、治療が終了し免疫が回復した際に増殖したB型肝炎ウイルスを攻撃することで同時に肝細胞まで傷つけてしまう【B型肝炎の再活性化】が近年問題となっています。

このようなB型肝炎再活性化予防のためには、患者さんと医師だけでなく多職種が協力して情報共有を行うことが必要とされています。当院では薬剤師のCoが県内薬剤師が集まる講演会で、B型肝炎再活性化予防に関してお話をしました。この講演会では約40名の薬剤師の方々へB型肝炎再活性化予防について周知するとともに、肝炎予防の啓発グッズの配布も行いました。医療従事者への肝炎啓発も大切なCoの活動の一つです。

改めて研修会を企画することは大変ですが、既存の研修会や勉強会のついでに肝炎について話をすることで啓発活動を行ってみるのはいかがでしょう。

2020年8月薬剤師勉強会②

2020年8月薬剤師勉強会①2020年8月27日薬剤師勉強会③

当センターでは県内Coの活動も紹介していきたいと考えておりますので、活動事例がありましたらぜひご紹介ください。