2018年1月26日(金)平成29年度第2回都道府県肝疾患診療連携拠点病院間連絡協議会及び拠点病院医師・責任者向け研修会
2018年1月26日(金)に東京(品川)で開催された平成29年度第2回都道府県肝疾患診療連携拠点病院間連絡協議会及び拠点病院医師・責任者向け研修会に的野智光助教と岡野淳一センター長が出席しました。これは、全国70箇所の肝疾患診療連携拠点病院の代表者が年2回集結し、情報共有や問題提起を行う定例の会合です。以下のプログラムで会合は進みました。
午前
• 肝炎情報センターからの活動報告 考藤達哉センター長
• 肝炎対策推進室 B型肝炎訴訟対策室からの報告 小野俊樹室長
• 事例提供 岩手医科大学附属病院肝臓内科教授 滝川康裕先生
• 指標班より肝硬変移行率調査研究の中間報告と調査協力依頼 武蔵野赤十字病院副部長 板倉 潤先生
• 榎本班よりB型肝炎に関する教育資材の開発についてお知らせ 大阪市立大学大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学准教授 榎本 大先生
午後
• C型肝炎の最新の治療 広島大学大学院医歯薬保健学研究院消化器・代謝内科学教授 茶山一彰先生
• パネルディスカッション~肝炎対策地域ブロック戦略会議の情報共有と今後の問題点~
肝炎対策推進室 B型肝炎訴訟対策室からの報告の中から新しい情報としては、BおよびC型肝炎に起因する肝がんと重度肝硬変患者に対する医療費助成が、2018年12月(予定)から新たに開始となることです。根治が難しく延べ入院期間が長くなりやすい肝疾患患者さんの経済的支援を主眼としているため、適応となる患者さんは限定的とはなりますが、一歩前進と言ったところです。会全体の詳細は、2018年2月1日(木)夜に鳥取市医師会館で開催される「平成29年度第2回鳥取県肝疾患診療連携拠点病院等連絡協議会及び平成29年度肝炎専門医療従事者研修会」で鳥取県肝疾患専門医療機関の先生方に説明し、情報普及を図ります。