2017年6月1日（木）夜、ホテルニューオータニ鳥取で開催された大塚製薬（株）主催・鳥取県東部医師会後援の鳥取県東部消化器病セミナーにおいて、鳥取県肝疾患相談センター長の岡野淳一が『身体障害者手帳制度：肝臓機能障害について』を講演しました。平成28年度4月に肝臓機能障害の要件が緩和された身体障害者手帳制度ですが、交付が進んでいるとは言えない現状を鑑みて、制度の概要、申請方法、受けられるサービスなどを改めて説明させていただき、今後本制度を申請される患者さんが増加することを期待しています。講演会の後半では武蔵野赤十字病院消化器内科部長の黒崎雅之先生が、『トルバプタンの最新の使用実態から見えたこと～START試験中間解析の結果を踏まえて～』を講演されました。同院の回診では尿中Na/K比が2.5以上か否かがトルバプタンの効果予測のdiscussionに出てくるそうで、診療レベルの高さに感銘を受けるとともに、いつものことですが黒崎雅之先生は分かりやすく腹水治療の最新知見をお話しされました。