ペースメーカ業務

ペースメーカ業務

 

心臓デバイスとはペースメーカや植え込み型除細動器(ICD)など、体内に植え込まれ心臓の脈を調節する機器を意味します。

心臓には刺激伝導系と呼ばれる,心臓を動かすための刺激の通り道があります.病気によって刺激伝導系が阻害されると心臓が規則正しく拍動できなくなり,めまい,失神,ふらつきなどを引き起こす可能性があるため,ペースメーカが必要となる場合があります.

ペースメーカとは,設定した脈拍よりも脈が遅くなりそうなときに,電気刺激を送って,心臓を収縮させる装置です.

 

病的に脈拍が速くなり心臓が痙攣したような状態となる致死性不整脈に対してはICDが適応されます.ICDは,致死性不整脈が起こった際,電気刺激を出し,脈の乱れを正常に戻します.

近年では心不全に対する治療の一つとして心臓再同期法を行う両心室ペースメーカ(CRT-P)および,これに除細動機能を追加したCRT-Dという装置も用いられます.

当院は年間100例以上の心臓デバイス移植術を行っています.

臨床工学技士はこれら心臓デバイス移植術および交換術の際,ペーシングシステムアナライザを操作し電極の至適留置部位を調べたり,プログラマを用い心臓デバイスの設定をします.

 

 

 

 

 

 

 

退院後は毎週木曜日のペースメーカ外来にて患者のフォローアップをしています.

 

 

その他,心臓デバイス植え込み患者の他疾患手術の際の立ち合いや,条件付きMRI対応ペースメーカのMRI撮像立ち合いも行っています.

ページトップへ