医学生サマーセミナーin鳥取2023 ふりかえり交流会&医師レクチャーを開催しました
8月31日(木)にサマーセミナーふりかえり交流会&医師レクチャーをオンライン開催しました。
8月7日~31日まで県内の各医療機関で見学実習を行った学生さん5名と、地域医療学講座の先生方が参加してくださいました。
実習のふりかえりでは、学生さんひとりひとりが、自己紹介や病院見学の動機から感想までしっかりとお話いただきました。大学や学年の違う学生さん同士でしたが、実は同郷であったり、志望診療科が似ていたりと共通点も発見されました。対面開催にすれば、より楽しい交流会になりそうですね!
医師レクチャーでは、鳥大循環器内科の中村研介先生が、「心不全医は四刀流!?地方の心不全診療奮闘記」というテーマで、循環器内科の専門医として、診療の技能を高めながら様々な分野にわたって活動されている奮闘記を語ってくださいました。日野病院総合診療科の小原亘顕先生からは、「総合医/家庭医の働き方について」というテーマで、先生ご自身が体験された実際の事例を交えて、一見わかりにくいと思われがちな総合診療専門医の専門性についてお話してくださいました。参加学生さんからは次々と質問が上がり、講師の先生方からひとつひとつ丁寧にお答えくださいました。
【学生さんの事後アンケート結果(一部抜粋)】
(中村先生のお話について)
・将来心臓血管外科医を目指しているため、循環器繋がりということでぜひご講演を拝聴したいと考え今回の交流会に参加させていただきましたが、やはり大変興味深いお話を伺うことができました。
・コメディカルの方の支えが非常に大切で、心不全を支えるには様々な役割があるということが印象に残りました。
・資格を取得することのメリットとして取得に向けた準備の過程で深い思考が得られることやコミュニティが広まることが挙げられるとおっしゃっていたことが印象的です。
(小原先生のお話について)
・今までは、総合医=ジェネラリストというイメージでしたが、あらゆる場所で働ける、状況に応じて総合医としての役割を担える、という専門性を持ち合わせている、というお話が印象に残りました。高齢化が進む中で、総合医の需要は高まっていくと思いますが、その働き方を教えていただくことができ、今後のキャリアを考える上でも、貴重な機会でした。
・患者さんの苦しみに寄り添うことや、病院の外へ出て訪問診療を行うことなど患者さん中心の医療の重要性が印象に残っています。
講師の先生方お二人ともお忙しいところ、素晴らしいご講演をありがとうございました。
今後もこのような企画を続けていければと思っています。(紙本)