「第2回地域枠学生向けキャリア講演会」を開催しました
「第2回地域枠学生向け キャリア講演会」を2月24日にオンライン開催し、鳥取大学の医学科生を中心に計80名の方にご参加いただきました。
まずは先輩医師2名に講演いただき、その後、質疑応答を行いました。卒業後の進路など気になっていることについて、先輩医師の生の声をきける良い機会になったようです。
鳥取県地域医療支援センターでは、今後もこのような企画を行いたいと考えています。「こんな話が聞いてみたい」など、ご意見がありましたらお気軽にお寄せください。
当日の資料とアンケート結果について、詳しくはこちらからご覧いただけます。また、以下に一部を抜粋してご紹介します。
1 細田早郁先生のお話 「地域枠出身研修医のリアル…?」
<スライド抜粋>
<参加者の感想(一部)>
・診療科の決め手について、研修の際に自分の限界や得意不得意をしっかり把握し、興味や対象疾患の特性、ライフプランを踏まえて考えることが大事だということが分かった。市中病院と大学病院の特徴もそれぞれ聞くことができてとても参考になった。 |
・初期臨床研修先の病院の選び方や、たすきがけプログラムの良い点・注意点を話されており、日ごろ学生として過ごす中で、実際に地域枠から医師になった先輩の生の声として聴くことができ、本当に有意義であった。 |
・働き始めの頃はわからないことだらけだったが、やっていくうちにできることが増えていくのが嬉しかったというお話が印象に残った。臨床実習で色々な先生を見ていると、自分が医師になった時にこのようなことができるのか不安に思っていたが、経験していくうちにできるようになるのかなと思えた。 |
・大学病院と市中病院で違いがあることが印象的だった。自分に合ったものを選択することが重要で、そのための情報収集は怠ってはならないと感じた。もともと志望科を決めていなかったということも印象的で、今現在特にビジョンが見えていない私もこれはこれでいいのだと思えた。 |
2 大塚裕眞先生のお話 「キャリアについて考えてみよう」
<スライド抜粋>
<参加者の感想(一部)>
・将来の自分がどうなっていたいかを考えて今を過ごすことで行動の原動力になりそうだと感じました。特に大阪と鳥取を両方経験された上で、鳥取で初期研修をしても良かったとおっしゃられていたことは、どこで学ぶかではなく何を学ぶかが大切なのだと感じました。 |
・地域枠ということで、私自身はあまり気にしていないのですが、都市圏から来ている同期などにはいらんこと言われた経験があるので、先生のお話を聞いて少し心が軽くなりました。また、家庭医が1人いるだけで死亡率が下がるというお話が印象的でした。志望科はまだ決めておりませんが、総合医も魅力的だなと感じました。 |
・5年後のキャリアを考えるというお話が印象的でした。現在、カリキュラムにのっとった学習に追われてしまうこともあり、主体的に今後の自分がどうなっていたいか、自分の原点となる思いを見失ってしまうことがあります。しかし、キャリアを考える上でも重要な自分自身の考えを都度都度みつめ、学生時代からその考えをもとに経験を積み、検討していきたいと改めて感じることができました。 |
・鳥取県で働くことに対して、もともと前向きであったが、さらに、鳥取県で医師として頑張って働かせてもらおう!!という気持ちになった。 最後の方に、地域枠制度についてどう思うかという項目でお話しいただいたのが、地域枠の私たち学生が日頃思っている事であった。それが、地域枠から医師となった先輩の生の声として聴くことができ、説得力もあるし、有意義な情報であった。 |
・総合診療医や家庭医になるかどうか迷っているので、とても興味深かったです。お話の中で、「大塚先生だから良かった。」と患者さんに言ってもらえるのが嬉しく、やりがいでもあると言われたことが特に印象に残った。将来は患者さんに近い存在でありたいと思っているので、臨床実習が始まった今だからこそ将来のあり方をもう一回考えてみようと思いました。 |