鳥取県若手医師お悩み相談会を開催しました
第3回鳥取県若手医師お悩み相談会開催レポート
鳥取県地域医療支援センターでは、県内の中山間地病院・診療所で地域医療を実践している
若手医師のサポートの一環として「鳥取県若手医師お悩み相談会」を今年度から定例開催しています。
第1回と第2回は、現場で困った症例を2名ずつ出してもらい、参加者で事例の検討や診療のふりかえりなどを行ってきました。
7月19日に行った第3回目では、鳥大病院循環器内科の中村先生をゲストにお迎えし、
プライマリ・ケアの現場における循環器診療について学びました。
中村先生には、心不全など循環器診療についてのレクチャー、
若手医師からのお悩みに答えていただくQ&Aコーナーにご協力いただきました。
★参加医師の質問
Q.心不全治療のFantastic4の使い方は?
Q.地域病院で診る患者さんの抗血小板薬・抗凝固薬の管理は?
Q.心エコーが上手くなるには? など、
臨床研修医から8年目までの医師達から様々な質問が上がり、中村先生から丁寧にご回答をいただきました。
★参加医師対象の事後アンケート(一部抜粋)
・心エコーセミナーに参加したいと感じました。
・EFによる心不全の分類でGDMTの適応を判断していいのか今まで疑問だったのですが知れて良かったです。
・SGLT-2阻害薬を継続した方が良いのかどうかについて、
心不全に関しては心機能評価やもともとの疾患が何かも判断材料なのだと思いました。
・CKDや低血圧などでFantastic4をどこまで追加・増量するか悩むことが多かったので、とても参考になりました。
・利尿薬の使い方や、再診・再検の間隔を知ることができたのも大変助かりました。
・患者さんを入院させないことの大切さを学びました。
とても勉強になりましたね。明日からのプライマリケアに活かしましょう。
中村先生、ご参加いただいた若手医師のみなさま、ありがとうございました!
地域のプライマリ・ケアの現場では、様々な疾患に対応する必要があり、専門科への紹介や情報共有などの技能も身につける必要があります。
当センターでは引き続き、遠隔地で活躍する中山間地域の若手医師の勉強会や臓器別専門医の先生のレクチャーなどを続け、
若手医師のみなさんの知識と交流を通しエンパワメントしていきたいと思います!(紙本)
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