これからの日本の医療は、訪問診療や訪問看護の方向へ大きく舵をきり、住み慣れた自宅で安心して暮らすことができる地域包括ケアシステムおよびコミュニティ文化再構築が急がれています。今後ますます、患者の退院後の生活をイメージしながら入院中からセルフケア支援ができる病院看護師、在宅療養者の医療処置管理や薬剤管理などの高度な知識や技術を備えた訪問看護師が必要とされます。
そこで、鳥取大学医学部附属病院看護師キャリアアップセンターでは、訪問看護への関心を深め、訪問看護能力を強化することができる3つの看護師養成コースを開設します。在宅生活志向をもつ看護師養成コース、病院で働く看護師が患者の生活をイメージする力を強化することにより訪問看護への関心を高めるコース、そして、地域で訪問看護を担う人材への継続教育を行うことで訪問看護実践能力を高めるコースです。
現在の職場に勤務しながらでも学ぶことができるプログラムで、修了者には鳥取大学医学部附属病院より修了証が交付されます。
なお、本事業は鳥取県からの補助を受けて行うため、受講料は不要です。
Ⅰ在宅生活志向をもつ 看護師育成コース |
Ⅱ在宅医療・ 看護体験コース |
Ⅲ訪問看護能力 強化コース |
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目的 | 病院勤務看護師の在宅生活志向を高める | 在宅を見据えた看護実践の強化や地域連携の技術取得 | 訪問看護師に必要な技術強化 |
対象 | 鳥取県内の病院勤務看護師
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鳥取県内で勤務している 3年目以上の看護師 30名 | Ⅰ、Ⅱコース修了者、訪問看護経験者、潜在看護師、その他訪問看護の能力強化を目指す看護師 8名 ※原則として鳥取県で勤務若しくは在住している者 |
内容 | 基礎コース(2年間)、実践コース(1年間)の計3年間
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集合研修及び訪問看護ステーション実習・退院後の家庭訪問等を体験する(6か月間で集合研修を含め3~4回) | 在宅医療処置管理等について講義及び演習、事例検討によるグループディスカッション、課題提出等 ※1回/週、1年間とするが、受講者の経験、勤務等を考慮し柔軟に対応するオーダーメイド型研修とする |